うちのムスメは、さくらさくらんぼ保育の保育園に2年間お世話になりました。
年中から卒園までの最後の2年間です。

1歳までは、職場近くの自然保育の私立保育園にお世話になり、
2~4歳までの3年間は、東京都内の区立保育園に通いました。
仕事の関係や移住のためなど、園を変えてきたのは、いつも大人の事情(当たり前か)でしたが、その結果として、わが家は3つの保育園を体験でき、これが今考えると本当に貴重な体験だったなァと思うわけです。


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結論から言うと・・・・・
どの園も、それぞれ良いところがあるので、一概にここの園が良かった!とは言い切れません。


0歳の時は、少人数でほぼマンツーマンでベテランの保育士さんが見てくれるアットホームな保育園がありがたかったし、
年少時代を過ごした公立の保育園は、地域のいろんなタイプのお母さんや子どもたちと友達になれた上、システマチックな運営方法は、どんな親にもうまく伝達がいくよう細部まで配慮されていて、うっかり者の私のような親にはとてもありがたかったし
そして、さくらさくらんぼ保育園は、言わずもがな^^


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逆に言うと、保育園の善し悪しは、その家庭がどれだけその保育園と向き合っているか?にもよると思うのです。
最初っから何でもかんでも保育園にお任せ~♪では、きっとその園の良い点より気になる点の方が目について、不満も出やすくなるだろうし。
親が園に不満を持っていれば、子どもにもそれは伝わりますから。
そういうの、私は決していいとは思いません。


こう言っちゃナンですが、あんまり保育園に期待しないことです(苦笑。
「この保育園に入れたから安心」「この保育園に入れば将来才能豊かな人間になる」…なんてのは幻想。
どんなスバラシイ園に入れたって、家でテレビにお守りさせて、コンビニやスーパーの惣菜のみで食事を済ませ、スナック菓子を際限なく与えながら、夜中の10時11時まで夜更かしさせるような日々を送ってちゃあ、意味がないですものね。


あくまでも、基本は、家庭。


あたしの考え、間違ってますかね?



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年中クラス(4歳)の頃 竹のぼり


というのはですねー。
最近立て続けに「さくらさくらんぼの卒園生ってやっぱり他の子と違いますか?」というようなことを何人かの方から聞かれたのですよ。

これから保育園に入るお子さんがいらっしゃる方や、今現在保育の現場で働いている方から。


うちのムスメは2年しか通わせていないのでさくらさくらんぼを語る資格などないのですが、それでも正直に感じたことを言いますと、卒園して5年、今のところ見たところあまり変わりません。
……すみません。正直すぎて(苦笑)。


違いが分かるのは、思春期を過ぎてからなんじゃないでしょうかね。
違いが出てくるのかどうかも、分かりませんけど。


確かに傍から見ていると、あの保育園に通っている子は、みんな身体能力が高いように思えるかもしれません。それは、事実。
毎朝雑巾がけとマット運動するのが日課ですから、鍛えられないわけがない。
それに加え、発達段階に合わせたリズム運動なりダンスなりを毎日の保育に取り入れているのですからね。
子どもの身体は、正直なんです。ちゃんと応えてくれる。


例えば、ムスメが習っている新体操の先生は「身体の柔らかさは一生の宝」だとよくおっしゃっています。
でもその身体の柔軟性も、毎日毎日の積み重ねがあってこそです。
選手クラスの子たちでさえ、一日でも柔軟をサボるとそれを取り返すのに何日もかかるんだとか。
要は「継続してこそ」なんですね。


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さくらさくらんぼ保育園は、いずれ卒園します。
小学校に上がり、子どもの世界も広がっていきます。
親の知らないところで、子どもはどんどんいろんなことを覚えて、そして学んでゆく。


さくらさくらんぼ保育の基本を、家庭でも継続させていければいいのですが、
小学校に上がったとたん、女の子は髪を伸ばしたくなったり(保育園では基本短髪)、スカートをはいてお洒落したくなったりもします。
男の子はゲームに夢中になり、キャラクターもの(園ではキャラクター禁止)のカード集めに熱中したりします。
(私はそのこと自体は、全然悪くないと思っているのですがね^^)


小さい頃は誰もが神童。大きくなればただの人(苦笑。


しかし一方で、こんな風にも思うのです。


小さい頃にその時期にしか出来ないことをちゃんとやってきた子どもは、きっと見えないところで太ーい根っこが張っていて、それが大人になった時必ず力になるのだと。


・・・・・そんな希望は捨てていないし、その大事な根っこを枯らさないよう今でも私なりに考えてムスメと接しているつもりです。
そう見えないかもしれませんが(笑)。



図体が大きくなっても、◯◯(園の名)で泥んこで遊んでいた頃のように、
思いっきり身体を動かすことを 心底楽しむ気持ちを忘れないで欲しい。

大きく羽ばたけ! 君たちの未来は明るい!






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「さくらさくらんぼ保育」で検索してこのつたないブログに来て下さる方が結構いらっしゃるということで、今更ながら斉藤公子先生とはすごい人であったんだなーと感じている次第です。

うちのムスメは、この保育は2年間(年中・年長)しか経験していない上、卒園してもうかれこれ4年近く経っています。なので情報に新鮮味はありませんが、今のムスメがあるのもあの2年間があったからだと、何かにつけて実感している日々なので、卒園児の親という視点から、思い出すことをゆっくり書いていきたいなーと、このように思っているわけであります。

題して、「ちょっと変わった保育園の話②」 ①はこちら→


下は、ムスメが年長の時の運動会の写真です。
自分で布を選び、自分で編んで作ったなわとびで走る!






年長さんは、みんなの憧れ。
小さい子どもたちは、自分もいつの日かおおわしのお兄ちゃんお姉ちゃんみたいに、飛び箱を軽々飛んだり逆上がりやコマ回しが楽々出来たり10キロ近い道のりの山に登ったりするようになるんだ!と思っています。…たぶん。
確かに年長さんになると、今までの遊び中心の生活から、いろいろなことに挑戦していくといった課題が与えられます。そして、その集大成がこの運動会、というわけです。


飛び箱はもちろん

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逆上がりも・・・!

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出来るようになるまで練習するんです。
出来ない子がいれば、仲間はその子が出来るようになるまで一緒に頑張るのです。
最初はぜったい出来ない(泣)と思うような高い高い竹登りも、毎日毎日練習すれば必ず出来るようになる。そしてそのことは、「目標をもって頑張れば自分たちは何でも出来るようになるんだ」という自信を子どもたちに植えつけます。


本当にこの園の運動会は見応えがありました。
両方のジジババが見に来てくれましたが、すごい!すごい!の連発で、興奮さめやらずといった感じで帰って行きましたもん。
子どもたちの体のしなやかさとたくましさと言ったら! たった1年でこんなことも出来るようになるのかという驚き。うちの子だけではありません。ムスメのように喘息アレルギー持ちの子どもも、体を動かすことが苦手な子どもも(というかすぐに苦手でなくなりますけれどね^^)もちろん発達障害のある子どもも、みんな。


卒園して4年。今でもムスメは、体を使う遊びや競技などが大好きです。バスケットボールやドッジボールなど、上手いかどうかは別にして、何でも挑戦してやりたがる。そして練習するのも好きみたい。(練習すれば上手くなれるという自信がそこにあるかのように)


子ども時代の体の基礎作り。体作りのことをメインにズラズラと書きましたが、さくらさくらんぼ保育の目指すところはそれだけじゃあないんです。そう言えばよく先生が「根っこを作る」と言っていました。すべてのことがその「根っこ作り」に繋がっているんじゃないかなと今思います。根っこ=人間としての人生の基盤、というような。



ま、でもいくら太い根っこの部分を作ってもらっても、そのあと幹や枝をいかに生やしていくかは本人次第でもありますがね。あ、親もか。









初めに言っときますが、酔ってます。

今日は保育園のOB会でした。仕事が思いのほか早く終わって〈9時は過ぎると踏んでたんだけどねぇ)あおを連れて近くの飲み屋に合流せよとのオットからの指示。ムスメの懇願もあり、ワケが分からないまま指示に従う私。

でも言ってみて分かった。なんだろ、この雰囲気。実家に帰ったような懐かしい感じ。


この土地に来て、知っている人は誰もいなくて職場でも孤立してて、そんな時に支えだったのが子どもを通しての保育園での交流。月1回の夜会にも思うように出席できず(出席は義務でした)父母活動の参加もままならず(職場で「帰らせて下さい」とそんなわがままを言う余裕は私にはなかった)、園の方針に疑問がないわけではなかったし、少しの抵抗もしたけれど、そんなことは過去の事として、今集まればみんな「同じ園で育った親」という共通項だけでこんなに楽しい宴になるのだなぁ。

私立で、金銭的負担も肉体的負担も精神的負担も親は強いられた保育園だったけれど、
それだから得たモノも大きかったし、今でもこうして誰かがひと声かければすぐにみんな集まってくる。
地元に知り合いの少ない転勤族や移住組にはぴったりの保育園だったのかも。

保育園選びは、大事だね、うん。
           ま、在園時は何かと大変だったけどね、うん。


遠いところ(都心だ)に引っ越した家庭も、松本が忘れられず今ここに来ている。
子どもが高校に行く頃、こっちに戻ってこようかなーと。
その気持ち、分かるなぁ。

今、子どもたちは、みんな別の小学校に通っています。
でも離れていた時間をものともせず、打ち解ける。
途中参加の私たちを「あおが来た!」と何の違和感もなく輪に入れてくれる。


今に子どもたちがみんな年頃になって、どこかの通りですれ違ったとしても、
一緒に泥水の中で裸になって遊んだことは忘れないでいてくれるかな。
そんな幼なじみがいるって、幸せなことだ。まるで少女マンガの世界じゃー。


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とってつけたような写真は庭のブッドレア。
幹がイナバウアーしてたが見事に生き返り、花を咲かせたの図。


私もヒマだね~。(苦笑)
朝6時に起きてラウンド型のハンギングを作りましたとも。

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これをオットに命じ、ガレージの屋根にうまいこと吊るしてもらいました。
これで近所の目を引くこと間違いなし?!
草花がもりもり繁ってきたらヤシのマットも見えなくなって素敵ですきっと。
古家でもちゃんと手入れしているんですよーというアピールは必要ですからね。


今日はオットとムスメは保育園のOB会で、園にお泊まり(雑魚寝)です。
私も仕事を終えその足で小1時間ほど参戦してきました。着いたのは午前様でしたけど(汗)

小学生になって3年目。この保育園を卒園して丸2年。
私立の保育園だったので、小学校はみんな別々。
一緒に裸で泥んこ遊びした仲間との久しぶりの再会はどうだったんだろう?
あおには直接聞けなかったので、今日帰ってきたらゆっくり聞くとしよう。

この保育園は本当に変わっている。(ここでも書きましたけど)
親たちは子どもが卒園した今でも横につながっていて、何かというとみんなで集まる。
在園中、親は時間と労力と愛情をこの保育園に全部注ぎ込んできたので、いわば「同士」みたいなもの。
全ての親が保育園のことは何から何まで知っているし、そこにいる子どもたちのことも(自分の子以外も)オムツをしていた頃からよく見ているので、子どもたちにとってはまるでお父さんお母さんがたくさんいるようなものだった。
私は仕事が激務なのであまり保育園には行けないほうだったが、それでも顔を出せば「今日ね、あおがこんなでっかい虫を捕まえてね」とか、「最近あおのハイハイ、上手になってきたね!」とか他の父母から言われたりしていた。

みんな呼び捨てで名前を呼ぶし、あおのことも名前を呼び捨てで呼んでくれる親たちがいる。
こういう保育園、なかなかないんじゃなかろうか。
私の場合ですら、17人全員がまるで自分の子どもみたいな感覚だもの。

ま、実際は園にいた時はそのやり方に納得がいかず「なんでこんなことまで親がやらなきゃなんないんだYO」と息巻いていた時もあったんですがね。それはそれ、いい思い出ですわ。

今夜気のおけない父さん母さんたちと、小3なりの子育ての悩みや自分の近況などを酒飲みながらグダグダ話す時間はとっても楽しかった。突っ込んだことまで何でも話せる友達って、大人になってからだとなかなか作れないからね。
例えば「鼻毛、出てるよ」ってさらりと言ってくれるようなね。

あおもまたひと回り大きくなって帰ってくるかな♪







ブログ左下のBossaBooksの本棚が100冊になり、たまたま100冊目に選ばれた本(「さくら・さくらんぼのリズムとうた」→)に関連して、うちのムスメが通っていたちょっと変わった保育園を紹介します。

下の写真、何をしているのか分かりますか?



これが「さくらさくらんぼ保育」でいうところのリズム運動の一つです。

この「ハイハイ」は、足の親指で土を蹴る「両生類の運動」です。
写真は卒園後の同窓会の時(みんな小学1年生。てか同窓会でもこんなことやらせる園です)ちなみに真ん中のオレンジのTシャツがうちのムスメです。
保育園時代は朝マットの上で体をほぐしてから(親が補助する)このハイハイを2、3周するのが日課でした。これ、簡単そうですが、やってみたら出来ませんでしたよ私。

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これは卒園式。年長さん(おおわしさん)の勇姿です。
普通の保育園は卒園式にこんなことしないわな
そしてやっぱり短パン&裸足。外は雪が散らつくような寒さでしたけどね。

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ムスメの華麗なる側転をば、見て下さい。みんな上手です。音もしないのです。

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うちのムスメは、松本に越してきてからこの「さくらさくらんぼ保育」を実践している保育園に入りました。東京にいる時から名前くらいは聞いたことはあったものの、それがどんな保育なのかまったく知りませんでした。シュタイナー保育園が松本にあればそこに入園させたかったと思っていたくらいでしたから。

しかし! この保育園はすごかった!

「ヒトの子を人間に育てる」とありますが、まさにそれ。最初園を訪れた時のことは忘れられません。子どもたちが一斉にわっと寄ってきて、私と娘は取り囲まれました。
「この子、だれ?」「名前なんていうの?」「どこから来たの?」「山の子(園の名)入るの?」・・・・・

そこにいる子どもたちが何と表現したらいいのか、今まで私が出会った子どもたちとぜんぜん違ったのです。目が。元気さが。おしゃべりが。着ている服の汚れっぷりが・・・

これは衝撃でした。

そこで行われていること、子どもたちの容姿、テレビやプラスチックのものがないこと、子どもたちが一見バラバラで好き勝手に遊んでいるように見える様子、「いただきます」で始まらない食事風景と食事の内容、子どもたちが先生を呼び捨てしていること、どの子がどの親か分からないほど親たちが自分の子以外にも声をかけていること…。なんなんだ、これは?
でも、不思議とすべてが私の中にスーッと入ってきました。

さくらさくらんぼ保育に関してはいろんな意見があります。一口にさくらさくらんぼと言っても、園によって様々です。卒園児たちがどうなるのか、正直私には分かりません。ただ、少なくともうちのムスメに限って言えば、この保育園に入れて良かったと今でも心から思っています。



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最後に、一つの絵を紹介します。
これは市内の全保育園・幼稚園が美術館に掲示するために園児に描かせた絵です。
お題は特にないようでしたが、ほとんどの保育園は、先生が形をくりぬいて作った紙にそれぞれ自分の似顔絵を描いてそれを貼り合わせたもの、とか、キャラクターの顔に自分の名前と似顔絵を描いて将来の夢とか書いたもの、とか、子どもたちに同じスペースを与え、そこに好きなものを描かせた(たいていはTVキャラクターものかお姫さま♡)もの、とかでした。
そんな中、ひときわ異彩を放っていたのが、ムスメたちの描いた絵でした。

先生が何も言わず紙を出したら、みんなが黙々と描き始めたそうです。
それはその数日前に登った美ヶ原高原で見た風景でした。みんなでひとつの絵を完成させました。


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私はこの絵が大好きです。