山本太郎さん来松。
当日だったが駆け込みで何とか入れた。満員御礼なり。





ご自分のことを「永田町の野良犬」と紹介されていたが、数々の修羅場をかいくぐってきた野良ならではの力強いお話が聞けました。


心に残った言葉をいくつか。


・マスコミが食いつきやすいコンテンツを用意することも大切。
・どんな球なら相手が受け止めてくれるのか、常に考えて投げる。
・沖縄の基地問題は、日本の民主主義のカナリア



始めはタレントとしても脱原発活動を「上手くやろう」と思っていたが、福島の子どもに対する許容被曝が20Sv/年に引き上げられたあの時から、自分は変わったとおっしゃっていた。


芸能界を干され、俳優なのに円形脱毛症をこさえながら立ち向かってきた山本太郎を 私たちは見てきた。
彼は言った。
可能性は、ある。希望は、ある。
私たち一人ひとりの力は微力だけど、無力ではない。
あきらめたらそこで試合終了だもん。
私たちは、あきらめの悪い男、三井寿だ!!!(←こんなことは言ってません)



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ムスメのお友達が、ISILの人質事件についてニュースを見ながら自分のお父さんが「殺されても仕方ないだろ。殺せ殺せ」と言っているのを聞いて、心を痛めている…という話をムスメから聞いた。


また、人質に対して自決しろと言った有名人。
そして、その意見を支持している人が少なからずいたということに驚いた。
先の親御さんのことも含め、暗澹たる気持ちになる。


「ね、日本て戦争するの?」と、ムスメが不安そうに聞く。
子どもたちは、感づいている。
そして、言いようのない不安を抱えている。


こういう時こそ、大人がしっかりしなければ。
人の命がかかっている問題なのだ。
親が人間として最低限、常識をわきまえた、あたたかい態度を示してやらなければ。







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ナマの小出さんに会いたくて、行った。

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内容は、あの日からほぼ毎日のように見聞きしていたことだったので、新鮮さはなかったが、それでいいのだ。
今日は小出裕章という人に会いに行ったのだから。


あの日、3.11の原発事故の日。
それまで無関心でいたゲンパツというものの抱える問題を、いきなり目の前に突きつけられた。
知らなかったわけではない。
地震国なのに、異様な数の原子力発電所が建っていること。
そこで働く下請け業者の人たちの被ばくのこと。
田舎に危険を押しつけて、都会はそれを享受しているだけだということ。


見ないようにしていた。
危険だけれど 必要悪なんだと、思い込んでいた。


そんな「見て見ぬフリ」が出来なくなった状況におかれて 私は初めて知った。
私たちがのほほーんとしていた何十年もの間、迫害されながらも、ずっと一貫して原子力利用の危険性を訴え続けていた人たちがいたことを。
そんな熊取6人衆のうちの一人、小出裕章さん。
2年前から ずっと会ってみたかった。
あなたの書いた本は、ほとんど読んだ。
あなたの言うことすべてに共感を覚え、私もそうしたいと、思っていた。
でも・・・・・。


小出さんは言った。
「今回の事故も、今まで原発が乱立するのを放っておいたのも、大人の責任」
「大人は汚染を引き受ける義務がある」
「子どもは何としても、被ばくから守ってあげなければならない」
「子どもには安全な食材を。その代わり今出回っている100ベクレル以下の食材は大人が食べる」


あなた方はずっと黙って見て見ぬフリをしてきたんだから…と、
無言で責められているような気にさせられる。
でも、ちょっと待てよ。
確かに責任は大人にある。でもそれとこれとは、話が別。
最悪のことが起きてしまった。仕方ない。時間は戻せない。
だからこそ、今からのことを、私たちは考えなくちゃならないんだ。


子どもには安全な食材を。
大人には汚染されたものを。


でもこれ、聞こえはいいけれど、あまりに非現実的。


子ども「だけ」が、キレイな食材を食べる…なんて、現実では不可能だ。
子どもが居る家庭には、当然大人も居る。
大人だけは汚染食材を食べて、子どもには別の食材を使って料理しろというの?
コンビニなどで、子どもが簡単に手に取れるお菓子や飲みものは?
外食は? 
ファミレスは、子ども向けのメニューを作り、すべて別の調理ラインで安全なものだけを提供できる?
スーパーで、キレイなトマトと汚染されたトマトを、別々に分けて並べる?
キレイなトマトを買えるのは誰?
レジのお姉さんは、その客をどうやって見分けるの?
スーパーや外食産業に、本当にそんなこと期待できるのか?


無理っしょーーーーーーーー。


そんなことしたら、キレイな食材は全部、子どもじゃなくて一部の富裕層や官僚である老人(放射能の影響のほとんどない年齢層:)の胃袋に入ってくだけ。
この国に、また新たな差別を生み出すだけです。


子どもには、汚染されていないものを食べさせる。
これは当然なんだけど、同時に、大人も汚染されていない食材を食べる。
・・・・・これが、あたしの意見。
超現実的で、実行可能な方策。


子どもを育てている人なら分かると思うけど、子どもが病気になるより、自分が病気になる方が数倍ツライ。というか大変。
看病する人が倒れたら、本当に大変なのよ。
だから親は何があっても健康でなくちゃいけないのっ!
少ない確率だとしても、ガンになるかもしれないと分かっているのに、なんで汚染されたものを食べなくちゃならんのだーーー。
あたしがガンになって倒れたら、ムスメの面倒は政府が見てくれるの?!(怒)



日本全土が深刻な汚染にさらされたワケじゃないんだから、
今、放射線管理区域に相当する地域に住んでいる人たちを、家族ごと移住避難させる。
その土地は、人が入れない区域として、永遠に封鎖する。
もちろん、そこで農作物は作らない。
除染・移染はしない。あきらめる。
それにかかるお金を、原発被害にあった人たちの移住費用にあてる。
封鎖した高濃度汚染地帯を、申し訳ないが、今ある核廃棄物の処分場にする。
人は、立ち入れない場所。
もとは、美しかった土地。
この事故を、風化させないために、そうするべきだとあたしは思う。
そして、これ以上の核廃棄物を作らない。
原発をすべて廃絶する。
フクシマは犠牲になってくれた、と思おう。
私たちの目を覚まさせるために。
悲しいけれど、それが一番いい方法だと思うのだ。



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「あの時おまえは何をしていたのだ?」
未来の子どもたちからそう問われたら、胸を張って答えられるような大人でありたい。


この事態を許した大人として、責任はとる。
でもそれは、汚染区域に住み、汚染食材を食べることでは、決してない。


四面楚歌の中、ずっと頑張ってこられた小出先生のことは尊敬している。
でも小出先生にも、汚染食材は食べて欲しくありません。
あたしも食べませんし、もちろん日本中の人みんな。





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今日のブランチ。
チーズナンとカレー。
もちろん厳選された食材で作りました♪





38年前の今日、核燃料プラントでの不正行為を告発した労組活動家カレン・シルクウッドは、ニューヨーク・タイムズの記者に会うために車でオクラホマ・シティーへ向かう途中、道路脇の排水溝に突っ込み、謎の死を遂げた。
28歳だった。


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死後の解剖で、カレンの体内からは通常使用される量の2倍の睡眠薬が検出された。そのため警察は、典型的な居眠り運転による事故死と発表した。


詳しくはこちら↓を。
実物のカレンと大破した車、事故現場の写真もあります。
原発によって消されたシルクウッド、その物語
http://nagiwinds.blogspot.jp/2012/01/blog-post_5305.html

(情報元:二本松の子ども達 福島原発・放射線の現場から)


このカレンの死には、数多くの謎があります。


まず、ニューヨーク・タイムズの記者に渡るはずだった証拠書類の束が、車内から跡形もなく消えていたこと。
衝突事故にもかかわらず、車のうしろには、追突されたようなキズが発見されたこと。
道路には、カレンの車のスリップ跡も残っており、車が追突された後、彼女が必死になって道路へ戻ろうとしたことがうかがえました。
生前のカレンは、車でどんな小さな事故も起こしたことはありませんでした。


しかし、もっと恐ろしいのは、彼女の体がプルトニウムによる不審かつ深刻な汚染を受けていたことです。
事故の一週間前、カレンは、自分の体が通常の法定基準の400倍に達するプルトニウムで汚染されていることを知りました。
カレンの体から検出されたプルトニウム(Pu)は、彼女が4ヶ月も触れることのできない部署のものであったこと、仕事中にカレンがはめていたグローブの外側にはPuが付着していたが、グローブ自体には穴や損傷は見られなかったこと、などから、汚染が工場内ではなく、他の場所に由来することが考えられました。
そして、カレンの住む家のバスルームと冷蔵庫から、Puの痕跡が見つかります。
(確か、冷蔵庫内の食べ残しのハムからも高い量が検出されたとどこかに書いてありました。)


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カレンは、気づいていたのでしょう。
自分が何者かに狙われているということを。
彼女の口にするものにPuなり睡眠薬なりを混入することは、当時は容易いことだったに違いありません。
工場の管理が甘く、プルトニウム・ペレットを持ち出すことは、誰にでもできたと言われています。


しかしカー・マギ―社の言い分はこうでした。
「会社にネガティブなイメージを与えるために、彼女が自分自身を汚染した」
カレン・シルクウッド
http://ja.wikipedia.org/wiki/カレン・シルクウッド



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車の事故がなくても、遅かれ早かれカレンは死んでいただろうと言われています。
それほどの汚染でした。
彼女の遺体は、カー・マギー社の指示により、あの(悪名高き)ロスアラモス研究所に空輸されました。
その後彼女がどうなったか、あまりに悲しくてここには書けません。
カレンの両親は、娘の遺体を受け取ることすら許されませんでした。


未来ある若い労働者を葬ってまで、原発を推進しなければいけない理由が、私の中で未だに見つかりません。
離婚はしていましたが、カレンには3人の小さな子どももいたのです。
同じ労働者の健康管理の改善と、会社を正しい方向に導こうとしていた彼女が、今こそ公衆に訴える時だと決断し、人生を賭けた告発をしに行くために車に乗り込む直前に、多量の睡眠薬を飲むでしょうか。



裁判の証人喚問に立つはずの関係者が次々に謎の死を遂げていることもあり、当時この事件はアメリカで大きく報道されました。


この事件を元にした「SILKWOOD」という映画があります。
主演はメリル・ストリープ。演出は名匠マイク・ニコルス。


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仕事の部屋から出る時に、出口にある放射線量チェック機器に手をかざして退出するというルールになっていて、何事もなければそのまま出られるが、放射能に汚染されていると、けたたましい警告音が鳴り響きます。
その警告音は、始めは彼女から遠く離れたところで鳴っていたのが、映画が進むにつれ、徐々に彼女に近づいてきます。メリル・ストリープ演じるシルクウッドが会社から阻害され始めると、彼女が手をかざす度に警報音が鳴り響き、その回数が次第に増えていく。
静かな淡々とした映像の中でその警報音だけが、ものすごく怖かった・・・と、どのレビューにも書いてありました。


こういうのを映画にしてしまうのは、さすがアメリカだと思います。
(日本では先日、東北出身の反原発映画の製作を予定していた映画監督が交通事故で亡くなりましたよね確か。今ちょっと頭をよぎったので)
どちらにしろこの「シルクウッド」という映画。かなりの良作らしいので、いつか必ず観たいと思っています。
(観てないんかいっ!)





追記:映画『シルクウッド』を観た感想は、こちらに書きました↓
「映画『シルクウッド』とあさこはうすへの手紙No.11」




木下黄太さん講演会「松本は、長野は大丈夫!? 行路を定めるための今。」
に行ってきました。

定員100名。そのうち半数以上(挙手を見た感じでは)が3.11後に移住してきた人たちだった。


眼光鋭く、よどみなくハッキリした口調で話される。
とつなんの私の耳にも 難なく入ってくる。センテンスが短いので、ものすごく聞き取りやすい。
時に声を荒げ、時に冷静に。
木下さんのところに送られてくる膨大なデータ(異常症例や今までにあり得なかった異常事象など)は、まさに今実際にこの国で起こっていることであり、まもなく起こる膨大な被害の序章に過ぎないのかもしれません。
それを木下さんは分かっていらっしゃる。
チェルノブイリでもまず人がバタバタと死んでいって、よくよく調べたらそこがものすごい汚染地だったということが分かった…という印象的な言葉。
ああ、だから木下さんはこうやってあちこちで講演しているのか。
私たち松本市民の気のゆるみを見てとると、すかさず警鐘を鳴らしにくる。
断定できないことは断定はしない。
事実から読み取れることを、数値を交えて話してくれる。
公の場で言いにくいことに関しては、うまく比喩でかわす。
言葉の裏を読め。………ハイ。重々承知しておりまする^^


お話の内容は、大体私の認識しているところと同じ、でした。


長野県と一口に言っても、地域によって気候も習慣も違う。
トーキョーから長野に来て、一番驚いたのはそこ。
長野市のある北信と、松本のある中信地方では、雪の量も文化も、同じ県内とは思えないほど違うんです。

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http://gunma.zamurai.jp/pub/2011/route930.jpg(早川先生のブログより)

3.15に長野県をかすめたと考えられる放射能プルームの汚染ルート。
山や風向きが影響して、この時の汚染度も県内で大きな違いが出た。
地名はあえて書かないけれど、あの日、長野県はまだらに汚染された。
それを考えてのことだが、私も木下さんと同じく、ただ「長野県産」と表示してあるものはまず買わない。
松本産、塩尻産なら買う。できればもっと詳しい地名が入っていたらそちらを買う。(私が市内で畑を始めたのも、その判断があったから)
農家さんの名前入りなら、なお良し!
でも他県の人にとっては、長野県産は長野県産、なのだ。
ましてや外国のひとから見たら、軽井沢も長野市も塩尻もみーんな一緒。
海外の認識では、長野県は当然「汚染地」となっている。
悲しいことだけれど。


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松本は、愛知の豊橋と同じくらいの汚染レベルだそうだ。
通常であれば、健康被害は「おそらく」出ないであろうと思われるレベル。
が、気をつけなくてはいけないのは、食物からの内部被ばくだ。
信州の人たちは、この季節、山のものをよく食べる。
キノコ、山菜、あと今なぜか信州ジビエを食べましょう的なキャンペーンをやっていて、野生の鹿肉を出す料理店も多い。
実は、こういうのが一番危険。
野生のキノコ=セシウム吸着剤を食べているようなものだと、木下さん。
だから、食には気をつけていなければならない。
松本の給食は、おそらくさほどケアされていないだろう、と。


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さて、この講演を聞いて感じたことをいくつか。(ちと毒吐きますよー)


ここまで書いといて何なんですが、ここはヤバイ、ここは比較的安全…という議論が、もういい加減私の中で空しくなってきている。
だってね、日本全国に危険な原発が54基もあるんですよ。
今回は福島第一原発がたまたま事故を起こして、周辺の人が避難を余儀なくされたけれど、たとえば、関東から西日本に決死の思いで移住して、そこでまた原発事故の被害に会わないとも限らない。
この国が原子力に依存している限り、逃げ場はないんだもの。


私たちがこんな被害を受けているのは、いったい誰のせい?
家も仕事も健康も家族も故郷も捨てて、思い出のいっぱい詰まった土地を離れなければならないのは、いったい誰のせい?
問題の構造に対する理解を 曖昧にしてはいけないのだよ、くれぐれも。
私たちはいつだって「自分の頭でじっくり考える資質」を求められている。
誰が加害者で、誰が被害者なのか? 責任を取るべきなのはいったい誰なのか?
だから、放射能を気にするのはもちろんだけど、根本的な問題をまず解決に導かなければ、私たちの子どもは永遠に守れないってこと。


それを、放射能だけ気にして原発問題に無関心な人とか、放射能すら気にせず何ら問題意識も持たない(大多数の)人たちに言いたいノダ。
(そこに来ていた何人の人が、このあとの脱原発デモに参加しただろうか)


あとね、自分で測って自分で判断しなきゃってこと。
ここくらいの低い汚染になると、個々の判断によるしかない部分が大きいので、ホットスポットや都心に住む人たちよりはある意味難しい選択を迫られるかもしれない…とも木下さんは言っていた。
核種がたまるところはどこか? 具体的にどの場所が危ないのか?
性質を知れば、落ち葉や薪ストーブ用の薪の(放射線量が)高そうだなーって、きっと小学生でも分かると思います。
そういうのも含めて、私たちは他人の判断を仰ぐのではなく、自分で判断していかなければいけない。
「ヤバイかな?」と思ったら、まず自分で測ってみる。
土壌検査を受け付けてくれる機関は、どこの自治体にもありますよね?
(木下さんも「まず測ってみて下さい」を繰り返していた)

もし仮にあの場で木下さんが「全然大丈夫ですよ♪」と言ったら、鵜呑みにするかっていうと、しないですよね。
明らかに自分に出ている症状のほうを信じますでしょ?私たち。


・・・・・というようなことを思いながら聞いていました。


ネットで流れている情報は、すべてが真実とは限らない。
この人の言うことは信じられる、と妄信するのも危険。
危険を避けながら、原発をなくす(クサイ臭いは元から断つ!)運動に参加する。 ※私とムスメ、このあと午後に行われたデモに参加しました。冷たい雨の降る中「ゲンパツなくてもええじゃないかええじゃないか〜♪」と。


自分にできることは、やる。
まだ見ぬ(決して会うことのない)7代先の孫たちに、永遠に処分できないような核廃棄物を残すのではなく、私たちのいま見ている美しい自然を残すために。



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あ、そうそう!
今日ムスメがすごいもの見つけた。これ↓
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チャーリーのチョコレート工場のウォンカチョコだお♡
残念ながら金のチケットは入っていませんでした。






なんでこうも違うのでしょうか。
最初は同じような所にいたのに、はっと気づくと向こうはとっくにゴールしていて涼しい顔。
この国では決してなし得ないような政策や変化を いとも簡単に実現させているように見える。
彼らと比べると、いかに自分たちが遅れているか、いかに日本が未熟であるか
思い知らされる気がして、落ち着かない気持ちになるのです。
・・・それが、ドイツ。


この動画については、こちらの書き起こしが分かりやすいです↓

やろやろ!嫌われ者キャンペーン!
http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/ecd1411fdb8e363f2214a724e2cc8537

(情報元:ウィンザー通信)


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内容をかいつまんで言いますと…

チェルノブイリ事故を受けて、人口2500人の小さな町シェーナウは、主婦スラーデクさんを中心に、原発依存の電力会社と手を切り、自分たちで自然エネルギーの会社を作って電気を供給し始めた……


まず住民投票で、半分以上の人がスラーデクさんの考えに賛成した。
が、大きな問題があった。
電力会社から送電線を買い取るための費用が、4億円かかる。
半分は住民や地元の会社に出資してもらい、何とか集まった。
しかし、それ以上のお金はとてもじゃないが町の人には出せない。


そこで、スラーデクさんたちは、ドイツ全国に寄付を呼びかけた。
その方法が
『嫌われ者キャンペーン』

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電力会社から嫌われていることを逆に利用して、
『わたしは原発の嫌われ者です』という広告を作り、寄付を呼びかけたんだ。
原発の無い未来に賛成し、寄付してくれた人々が、実名入りで堂々と、嫌われ者になっていく。
安心して普通に暮らしたいと願うだけで、なぜ嫌われ者になってしまうのか。
原発の問題を、もっと真剣に考えてほしいと、訴えたんだ。
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優しそうなおじいちゃんの写真の下に こう書いてあります。
「ルドウィク・シャード(78歳) 農家 趣味は庭いじり そして、きらわれもの」

かわいい赤ちゃんの写真の下にも。
「ハンナ・クック(9ヵ月) おもちゃ好き そして、きらわれもの」


・・・・・いいねぇ。みんな嫌われ者、だ。
さしずめ私なら
「ざざむし(40ウン歳) 趣味は庭いじりと落語 そして、超きらわれものっ!


         
日本でももう既にシェーナウのように、独自にエネルギーを生み出している町はいくつもあります。
東電が、自分の資産の売却も進めないうちに、電気料金10%増を強要していますけれど、もうそんな電力会社は町から(国から)追い出してしまっていいのかもしれませんよね。