煽り記事だと分かっているが、あえて煽られてみる。


日本の少子化が止まらないのは、若者が子育てよりも自分のことが大好きだから
http://spotlight-media.jp/article/93578650305704689



この記事を読みながら
「ちがうよーー!ちがーう!ちがうちがう!ちがうんだよぉぉおおおーーー!!」
と、心の中で叫んでいました。


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日本の少子化は 止まらない、と私も思う。
その点は、この記事を書いた人と同じ。
でも考えるその理由が、まったくちがう。


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子どもを増やしたいなら「専業主婦(夫)を増やすに尽きる」!?
20代の女性の過半数が 専業主婦になって子どもや家族と過ごしたいと願ってる!?

……ちょっと待て。

そりゃ誰だって聞かれれば「働きたくなーい」くらいは言いますよ。
私だってそのセリフ、何度も言ったことある。

ダンナの会社が絶対倒産せず、リストラもされず、ある日突然病気や事故に遭うこともなく、子育てに協力的で、愛人など作らず、いつまでも変わらず愛してくれて、住まいも震災や人災にあって移住を余儀なくされたりしないというなら、専業主婦になってもいいかなー。

…って、実際はそんなもんですよ。


経済が低迷している日本の、リストラや倒産がこれだけ身近にあり得るこのご時世に、「人の金を当てにして生きる」ことほど リスキーなことはないと西原理恵子も言っている。

そう、こんな時代に「ダンナから愛される」ことだけを担保に生きていくのって…。
いい? 結婚24年目の私が声を大にして言うよ。
危険が大きすぎる。
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子どもを生むためだけに、女にそんなリスクを冒させるわけ?
しかも何かあったとしても自己責任でしょ?また。


あと、会社は男性も女性も差別しないって、本当?
そこでいう「女性」って、家庭も持たず、子も産まない前提ですよね?
女が、妊娠し、10ヶ月間ヒトをおなかの中で育て上げ、死ぬ思いをして出産し、あげくに赤ん坊におっぱいをあげる役目を持っている限り、子どもを持つ男女が仕事の上で平等なわけがない。


川上未映子さんが「きみは赤ちゃん」の中で書いてたけど、同じ職種で、同じように家にいて仕事してるのに、夫であるあべちゃんと自分の犠牲にしているものの量がちがい過ぎる、と。
本当、あんまり言いたくないけど、事実なんだもん。言いたかないけどね。


あと「育休3年についての私見」でも書いたけど、3年育休とって、その間に第2子妊娠したりして復帰がまた延びて、戻ってくるどころかそのまま退職…なんてことがまかり通っちゃう「女性」より、同じ条件だったら、妊娠も出産もしない「男性」のほうを採用しますわ。私が経営者なら。


「女は家に居るべき」という意見を 最近あちこちで聞くような気がしているのだけれど、まさかこれ、戦時中の産めよ増やせよと同義じゃないでしょうね?


安倍政府は、来年度の子育て給付金を中止にするそうだ。選挙が終わってから出してきた。
子を産めと言い続ける(言うだけ)政府は、産む世代をどんどん追いつめる。
とにかく、夫婦どちらかが倒れてもだいじょうぶにしとかないと。
それが一番手堅い「保険」なのですから。



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あとアメリカの例を出されて、保育環境が整っていなくてもマンハッタンは少子化ではない
             ↓
だから日本で保育園を増やしたところで 子どもは増えない
             ↓
つまり日本の若い男女は 自分かわいさのあまり単に子どもを産まない選択をしているだけ

という論法なのですが、…んん? ちょっと矛盾してないですか?


そのひとつ前に、女性が働きやすい環境作りをしたところで、少子化対策にはならない、ともおっしゃっている。本当の少子化対策とは、専業主婦を増やすこと。専業主婦になれば、子どもを産むはずだ、と。


マンハッタンでバリバリ働いている女性がばんばん子どもを産んでいるのと、
日本の女性が仕事を辞めて専業主婦になれば子どもを産むだろうというのは、どうつながるのでしょう。


マンハッタンで働く女性のために、充実した子どもの保育環境を作ってやれば、マンハッタン女子の出生率は、2.0と言わず、もっともっと上がると考えるほうが自然なのでは?


なので、私の考える少子化対策は、むしろ真逆だ。

           ↓↓↓
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本当の育児支援っていうのは、働かなくてすむようにすることじゃなくて
子育てをしながら安心して働けるようにしてあげること
、だと私は思う。

そしてそれは、母親だけの問題じゃなくて、父親の問題でもある。
父親と母親がワーキングシェアしながら、どちらも育児に参加でき、安心して生活できる環境を整えてあげることが大事なんじゃないのかな。
「育休3年についての私見」より)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


働かず、子どもと24時間ずっと一緒に家に居てみて下さい。
1日2日じゃないですよ。何年もこの先ずーーーと。
私は10ヶ月で、ギブアップした。
あの何とも言えない閉塞感、孤独感、社会から取り残されたような気持ち…。
きっと、経験した人にしか 分からないと思う。


働きたい、社会とつながりを持っていたい、という人間としての当たり前の欲求も、女が言うと「わがまま」とか「自分勝手」とか言われるんだよね。
子育てに関しては、日本はなぜか各家庭に丸投げする。
子を面倒みるのは親の責任とばかりに、社会がまったく手助けをしようとしない。
だから、「母親が外に出て働いて、子どもを保育園に預ける」ということを極度に嫌うんだ。
政府(男)は保育園なんてこれ以上増やしたくないんだ。
……待機児童がいっこうに減らない理由。



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あと最後に。やっぱり、これは書いとかないといけない。


この記事を書いた人も私も、たぶん普通の生活が送れている。
仕事があって一定の収入があり、住むにも食べるにも少なくとも困ってはいない。
ま、言ってみれば「ふつうの生活ができている人たち」ですわね。

でも、この日本には、そうでない人たちがいっぱいいる。


7月に厚労省が発表した2012年現在の日本における「相対的貧困率」は、16.1%。
相対的貧困率というのは、国民一人一人あたりの手取りの所得のちょうど中央値の半分以下しか所得のない人の割合、だ。
つまり、この16.1%という数字が何を表しているのかを分かりやすく言うと
所得が122万円以下の貧困層が 日本人の6人に1人いる…ということ。


悪化する日本の「貧困率」
http://www.nippon.com/ja/features/h00072/

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ワーキングプアの人たちの現状を知っていれば、少子化問題が自分可愛さのため…なんて軽々しく言えないよ。
彼らは自分のクチを養うだけで精いっぱい。
子どもどころか、4人のうち3人が結婚をあきらめているという事実。


安倍さん、ワーキングプアの住宅事情を知ってますか
http://tanakaryusaku.jp/2014/12/00010467




このまま非正規労働者を増やして、住宅事情も改善させず、今の安倍さんの政策のまま突き進んでいったら、少子化は加速するだけですよ。


というか、そもそも政府は本気で少子化対策しようとしてないよね?
「生まないお前らが悪い」って言ってるだけだもの。
(この記事だって基本そのスタンス)


本気で解決しようと思うなら、スウェーデンやフランスやデンマークが少子化対策に成功してるんだから、学べばいいだけのこと。
女性手帳(←これを考えついた人の頭の中が見たい)とか作る前にすることありますよね?!30個くらい。
本当、情けない。なんでこうなっちゃうんでしょうか? はぁぁぁ(ため息)



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余談ですが、、、、、


カレル・ヴァン・ウォルフレンという人が書いた「人間を幸福にしない日本というシステム」という本があるそうです。そこにはこう書かれてあるとか。

「日本の政府(男)が望まないものが二つある。少子化を望まない、女性の解放を望まない」


……なるほど。合点。
だから「子を生め!だが……働くな!」と女性に言うわけね。


近いうちに読んでみましょう。


















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