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『永続敗戦論ー戦後日本の核心』(白井聡/太田出版/2013年)の内容の一部を わかりやすくマンガ化したものです。


原書のほうも、これから読むつもりですが、私のように

  マンガ → 原書

の順で入るのがいいのでしょうな。
なんせマンガはスッと頭に入るので(笑)。



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ざっと内容をかいつまんで書いてみます。


  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓


今も日本で続いている永続敗戦レジームとは…



8月15日が「敗戦記念日」でなく「終戦記念日」なのはなぜか?

原爆を落とされたこと → 核兵器には一切関わらない
という思考回路には実は問題がある

原爆は人災である
「原爆を落とされるような事態を招き寄せてしまう政府しか日本は持たなかった」


同じ敗戦国の日本とドイツの違い

今やEUの中核国という地位を占めるようになった〈ドイツ〉
いまだに近隣諸国との間で領土問題・歴史認識で軋轢を生み、アジアで指導的立場を占めることができない〈日本〉

この差は何か?


戦争に負けたという事実を見続けてきたのがドイツ
戦争に負けたという事実から目をそらし続けたのが日本


では…なぜ日本は敗戦から目をそらす必要があったのか?


〈答え〉
大東亜戦争を指揮していた人たちが 戦後も支配層にとどまるためには「敗戦の否認」が必要だったから。


時は 第2次大戦後の東西冷戦時代


アメリカは、子分の日本が共産国とならないために、自分たちにとって都合のいい人物を日本の主導権を握るポストにつける必要があった。

たとえそれがあの無謀な戦争を指揮した人物であっても…!


天皇制が維持されたことも
戦争責任が一部の軍部指導者に限定されたこともすべて
アメリカの都合


アメリカはアメリカの国益のためにしか行動しない


戦勝国のアメリカの意向に沿う日本人を支配層にとどめた
    ⬇︎   
これが「対米従属構造」
    ⬇︎ 
その支配層にとって、「負けた責任」を追及されては困る
だから、それをごまかすために「敗戦の否認」が必要だった。
    ⬇︎
敗戦そのものを 認識において、巧みに隠し続けた
    ⬇︎
日本人の歴史認識が「敗戦」にならない
「敗戦」にならないから、敗戦の帰結としての「対米従属」にも気づかない
    ⬇︎
だから「対米従属」が続く


これが、永続敗戦レジームです。



52.gif



8月19日、山本太郎議員が国会で、第3次アーミテージ・ナイリポートの存在を明らかにしてくれました。

原発再稼働、TPP参加、集団的自衛権、ホルムズ海峡の機雷掃海、秘密保護法……。

すべてこのリポート通りに進んでいるという不思議は
実は、不思議でもなんでもなく、
アメリカ様のリクエスト通りに動いているだけでした。


戦争責任から逃れた者の末裔たちが、救い主のアメリカ様に頭が上がるはずなどないのですから。


安倍政権は、はなから憲法など眼中にないのです。
立憲主義とか民主主義など一切無視して突っ走っているのは、すべてアメリカ様のため。


だってアメリカ様は、尊敬する祖父である岸信介をA級戦犯から免罪し、権力の座にとどまらせてくれた恩人ですからね。


それともう一つ大事なことは、「対米従属利権」です。
対米従属を続けていれば、永続敗戦構造を維持でき、一部の支配者層だけが、各界にはりめぐらされた利権を得ることができるようになっているのです。
これは、後半部分に描かれてます。
かなり腹が立ちますので 血圧の高い方はご用心!



…というようなことが 本当に分かりやすく頭に入ってくる本です。


ところどころに「おすすめ関連本」のページがあり、これまた良書ばかりなので、これらを読んでこれから日本をどうしていけばいいのか、考えていきたいと。





日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか







 ← できればこの本もマンガ化して欲しい!
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