一人一人、違う速度で旅立つのです   (素材リンク→ふわふわ。りさん)




夕飯どき、体力測定の話に。


ムスメは「柔軟」の項目だけは最高ランクだったと。(新体操やってたからな)
一方、ずば抜けた運動能力を持つ子もクラスに一人くらいは居て、仲良しのYちゃんなんかがそうらしい。
「ぜーんぶランク外(最高評価よりさらに上のことを指すらしい)なんだよー!」と、話してくれた。


「昔で言うところの“健康優良児”だよね、Yちゃん」
「あれ? そういや今って健康優良児って言わないのかな」
「あんなのそもそも何の意味もないだろー。偏見を助長させるからな」
「そうだよね。障がい持った子は、優良じゃないのかっつー」


クラス全員で皆勤賞を目指すって、やってる学校もあるらしいじゃん」
「アホだわそれ。具合悪かったらどうすんだよ」
「だから我慢してとりあえずは出てくるんじゃない?休んだら袋叩きだもん」
「それって意味あんの?」


…わが家の会話は、こんな感じでぽんぽん進む。


「そういやうちらの頃ってさ、無理やり全員牛乳飲まされてなかった?それでもって飲めない子たちは、掃除の時間始まってもイスに座ってチビチビやってたよね」
「今考えれば、あの子たちは牛乳アレルギーだったのかもしれない」
「こわっ、今なら考えられないわ」
「え、でもうちのクラスも牛乳は全員が飲むことになってるよ」
「は?」
「残しちゃダメなんだよ、牛乳は」
「へ? でもアンタは飲んでないでしょ?アレルギーだから」
「うん」
「体調悪くて飲みたくない子だっているだろ。そういう子はどうしてんの?」
「飲むよ。飲めなきゃ誰かが代わりに飲む。Sなんて牛乳好きだから、みんなの分何本も飲むんだよ。すごいよ!一気飲みとかやって」
「・・・・(絶句)」



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和食中心の給食に牛乳は変じゃないかと気づき、給食から毎日の牛乳を中止する方向で動いている自治体もあるこのご時世に、まだんなことやってんのか。


クラス全員で給食を完食、とか
クラス全員で皆勤賞を目指す、とか。


目標に向かって頑張ってる子どもたちには悪いけど、
頑張るのは、そこじゃないだろー?と、オバさんは思うわけよ。


以前、重度の乳製品アレルギーを持つ子が、給食で出たチーズ入りのチヂミをお代わりで食べた後に亡くなったという痛ましい事故があった。
あの子のいたクラスも確か、「完食連続○ヶ月」を目標にしていたんだよね。
「完食記録に貢献したかったから。」
…その子が残した言葉。


で、冒頭のイラストに戻る。


みんながみんな、同じじゃない。
むしろ、違くて、当たり前。


全員で何かを達成しようとするとき、それが出来ない子や苦手な子を、無意識に追いつめてるってことを、気づいてあげられる人間になりたい。


いろんな役割があって分担できることならいいけれど、「クラス全員給食完食」とか「クラス全員皆勤賞」なんてのは、逃げ場が1ミリもない。
ただ、食べるしかなくて、39℃あろうが這ってでも来るしかないのだもの。
そうやって一部の子を苦しめて達成できたとして、嬉しいのかっていう。



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仕事関連で、20歳過ぎの女の子が
「ざざさんて、カワイイ。大人になったらざざさんみたいになりたい」
と言っていた…と、人づてに聞いた。


オバさんはさすがに嬉しくなって、その子のところに行ったらとても喜んでくれて
「ざざさんの声聞いてるだけで、元気でるー。」
「ざざさんて、天真爛漫つーか、ほんと、ざざさんがお母さんだったらいいなーって思うもん」



20歳にかわいいとか天真爛漫て言われて喜んでるアラフィフ……。



家に帰って自慢げにムスメに話したら
「まあ、ふつうのお母さんよりはいいかもね」


えっ!? これって褒められてる!?


もうこれだけで母さん、生きていけますわー。





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