「保育園落ちた日本死ね」
が、流行語大賞になりました。


それについて一部の人たちから批判が出ています。
「死ね」という言葉が過激だとか、「日本人として悲しい」だとか。
これについて思うことを書いておきます。



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流行語は、その時々の世相を表すもの。
「日本死ね」が流行語に選ばれるということは、国民にそう言わせてしまう世相があったからだということに他なりません。


「死ね」という言葉自体は 確かに穏やかではありません。
でも流行語って決して、キレイで明るい言葉だけじゃないでしょう?
これを単なる言葉だけの問題でとらえてしまっては、流行語とはいったい何ぞや?ということになってしまいます。


「保育園落ちた」人が「日本死ね」と言い、それに共感した人がたくさんいた。
そして流行語となり、保育園について何も知らなかった人たちをも巻き込んだ社会現象となった。


「へぇー。保育園て誰でも入れるわけじゃないんだね」
「保育園落ちると 仕事辞めなきゃならないんだ」



…こう思った人はたくさんいたはずです。
子どものいる働く親でなければ、直面しない問題ですからね。


この言葉は、日本の隠された「闇」の部分にスポットをあて、問題を表面化させたのです。その功績は大きい。
そもそも「流行語大賞」ってそういうものを取り上げる場なのではないですかね。



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好きな人と結婚して、子どもができた。
二人とも仕事を続けたい、仕事が好き、でも子どもが保育園に入れなかった……


そりゃ目の前が真っ暗になりますよ。
「日本死ね」と言いたくなるのも分かります。
すごくよく分かる。


うちはムスメが4歳の時に東京からこちらに越してきたのですが
真っ先に私がしたことは、市役所に行き保育園の情報を得ること…でした。
住居を決める前に、保育園を決めたかった。


もし保育園に入れなければ 日本じゃなくて
我が家が死にますから。



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たとえ過激な言葉であっても
弱い立場の人の心の叫びが流行語に選ばれることに
寛容な世の中であって欲しい。
そういう本音を誰もがつぶやける世の中であって欲しい。
そして、みんなでどうすれば解決できるのか、考える国であって欲しい。


母親は家にいて子守りをしてりゃあいいんだよ!
……などと言うなかれ。


この世の中には、「仕事をしたい母親だっているのだ」ってことを
声を大にして言いたい。←だって分からない人が多すぎるんだもん!
けっこうな税金納めてますよ。
社会に還元しているつもりですが?




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心がすさんでる今、PC画面に貼ってあるムスメ(当時5歳)のサンタ姿。


10年前は、東京都民でした。
鬼気迫る顔をして市の保育課に駆け込んだ私は、窓口の職員さんに
「??? …松本市は待機児童はいませんよ?(笑)」と言われ
心底ホッとしてイスから崩れ落ちたあの日…。


その年の職場の余興で使ったサンタの衣装を着ておどけるムスメの写真を見ると
ああ、小さい子を持つ親が安心して働けるような社会にしなければと 強く強く思います。
保育園を増やし、保育士さんの待遇を上げる。
こんな簡単なことが未だに実現できずにいます。
オスプレイ1機でまかなえる予算だと思うのですがね。



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コメント

  1. 日本shiねって言葉は、はっきり言って好きじゃないし
    我が子に「shiね」という言葉は決して安易に面白半分に使ってほしくないという気持ちもありますが、そういう言葉を使ってまで伝えたかった何かが、「日本shiね」のオリジナル発言者さんにはあったんだろうし、皆どこかで「shiねって言葉は穏やかじゃない」と思いつつもその言葉が広がったことによって世間で多くの人が何かを感じた、考えた、ってことで、流行語大賞でまあいいんじゃないのかなあと私も思います。

    ( 09:13 )

  2. ざざ改め電気羊 | -

    >ははぼのさま♪

    コメントありがとうございます。

    私もははぼのさんと同じく「◯ね」という言葉は嫌いです。
    大多数の人はそうではないかと思うのですが、よくよく見ると、批判している人はその言葉自体を批判しているのではないみたいなんですよね。
    まず考えなければいけないこと、早急に解決しなければいけないことから目をそらして、言葉自体をあーだこーだと言っているのは時間のムダのような気がします。どうでもいいというか。

    日本の未来のために、子どもを産んで働いて税金納めようとしているのになぜその道を阻むのだ!という怒りが、あの言葉になって現れたのだと思います。そして、共感している人は、言葉に共感したのではなく、あのブログの内容に共感したのだと。

    「神ってる」とか去年のなんとか(もう忘れた^^)という流行語よりは「流行った」のではないかと(笑)。
    子ども聞かれたらちゃんと説明すればいいんですよね。親が。
    「日本◯ね」という穏やかでない言葉の後ろには何があったのか、を。

    あるタレントさんが「ウチの子どもが◯ねなんて言葉を吐いたらぶっとばす」と言ってましたが、今回のは、個人→個人にむけられた言葉でないことをまず考えるべきだし、子どもが口にする汚い言葉とはちょっと次元が違うような気がして私は違和感を感じてしまいました。

    まぁでもこうやって再び世間の注目を浴びて、議論の的となるのはいいことですね。
    主さんは頭のキレる方のようですし、そんな優秀な人材を埋もれさせておくのは国益的にももったいないと思います。私の周りにもそういう女性がたくさんいます。
    この流行語騒動をキッカケに、優秀な女性がどんどん社会に進出し、と同時に子どもに寛容な社会になっていって欲しいなと願っています。

    またブログに遊びにいきますね♪
    ありがとうございました。

    ( 14:57 )

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