感動した映画を紹介します。
野中真理子監督のドキュメンタリー映画『トントンギコギコ図工の時間』。(→
『こどもの時間』(2001年)に続くシリーズ第2弾の映画です。





いやぁー感動した!泣けた。すごく面白い。いい映画ですこれ。
最初から最後まで釘付けですよ。子どもたちの作る世界にぐいぐい引き込まれていくような感じ。


第1弾の「こどもの時間」は、桶川市の“いなほ保育園”に通う0歳から6歳までの子どもたちの日々を撮ったドキュメンタリー映画だった。
知らない人のためにこの映画に私がどれだけ影響を受けたかを少しだけ(笑)。


何で知ったか忘れたけれど、当時私、ムスメ(0歳)をオットに預けて一人で観に行ったんです。自主上映会に。
どうしても観たかったんだよね。
で結果、すごく大きな衝撃を受けた。この映画に。
正確にはこの映画の中の「いなほ保育園」に。
そして、ある確固たる決意をして家に帰ってきたんである。
ムスメを絶対いなほ保育園に入れる!でもそれは無理だから田舎で育てる!と。


・・・・・今考えると短絡的だが、当時住んでいたマンションやその周囲の環境が、私の理想の住環境(小さい子の子育てという観点から見ての話)と大きく違っていて、前々から東京ダッシュツを考えていたこともある。
その根底にあったのが、幼児からの早期教育に対するギモンで、ここに居ては親が望む望まないにかかわらず、その波に飲まれてしまうのではという危惧があったのも事実。(待機児童のひしめく中、保育園は入れるだけで良しとし、選べるなんて状況ではなかったから。)
移住した理由についてはこちらでも→ムスメへあげたかったもの
そんな気持ちでいるところにこの映画だもん。
イッセー尾形さんのナレーションがまた良くてねー。
直球でズドンと真ん中に入ってきた。


自然育児とか、さくら・さくらんぼ保育とか、シュタイナーとか、そういうものに少しでも興味のある小さいお子さんをもつ方はきっと私と同じような感想をもつと思います。
あちこちで自主上映(→)しているみたいなので機会があればぜひ観て下さい。
わざわざ出かけていく価値ありです。オススメです。


えーと、何の話でしたっけ?^^


あ、そうそう、『こどもの時間』はいなほ保育園という限られた環境の中での子どもたちを撮った映画だったので、そこだけの何かしら特別なこどもの話という印象はぬぐえなかった。
でも『トントンギコギコ」のほうは違う。
舞台は東京のふつうの公立の小学校
そこでの週1回2時間の図工室での子どもたちのドキュメンタリー。


図工?と聞いてピンと来なかった私は、残念な小学校時代を送ってきたということなんだろう。
私の頃は、図工の専門の先生なんていなかったような気がする。
少なくともこのウチノ先生みたいな素敵な先生はいなかった。
バケツいっぱいの古クギの中から「使えるクギ、探して下さい」なーんて言ってくれる先生はいなかったし、トンカチの使い方を教えてくれる先生もいなかったもん。


           mozboy01.gif
       


小学校入学前までは、子どもはみんなファンタジーの世界の住人だけれでも、文字を知った瞬間から、ファンタジーの力が失われていくのだ…と思っていた。
だから小学生になると、サンタの存在は信じていても、うすうす事実に気づいてゆく。
絵本を読み聞かせても、小さい頃は空想でいっぱいだった頭も、目で文字を追うことに慣れてしまって十分に空想の世界に入り込めない。
現実オンリーの世界って、成長の過程で誰もが通る道だけれど、なんだかつまんないよなぁと。


でもこれを観て思ったのです。
小学校に入ってからも子どもは(映画では1年生から6年生までの子どもを追いかけている)トントンギコギコを通して、またあの豊かな想像の世界を取り戻せるのだ、と。


何もないところから、自分で何か形を作り出すのって、ものすごい想像力が要る作業だ。


ウチノ先生はあまりこうやれああやれと口出しはしない。
例えば1枚の板から自由に何かを作ってごらんと言う。
材料が足りなければ自分のお小遣いで買っておいでと。
子どもたちは自分で試行錯誤しながらいつの間にかものすごいレベルの高い作品を完成させる。
あるいは友達と一緒に協力して、廃材を使った家を作る。
ペンキを塗りドアを付ける。模様もグループ内で相談して決める。


手を動かして、道具を使って、一つのものを作る。
その過程で、失敗したり泣いたり悩んだり心を踊らせたり。
そして大人(ウチノ先生)はそんな子どもの力を信じて待つ。
子どもたちの夢をカタチにする手助けをする。


素晴らしい音楽とナレーションと、時々入る子どもたちのインタビュー。


ヤバイ。もう1回観たくなってきた。
図書館で借りて来よ♪(DVD買えって!)





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