最後の最後にこの本に出会えて良かった。『リンゴが教えてくれたこと』(木村秋則)

木村さんは、当時完全無農薬・無肥料など不可能だと言われていたリンゴの自然栽培に取り組んだ人です。
成功するまで約10年近く、無収入の時代があったそうです。
周りからは「かまど消し」「ろくでなし」と言われ、村八分にされたことも。
でも木村さんは信念を曲げなかった。土を見、虫を見、リンゴの木の声に耳を傾けた。
リンゴを作るのに農薬が本当に必要なのか? 肥料は本当に野菜や果樹の生育に役に立っているのか?

木村さんの言葉で書かれたこの本には、何度も次のような文章が出てきます。

「人間はどんなに頑張っても、自分ではリンゴの花一つ咲かせられません。米を実らせるのはイネです。リンゴを実らせるのはリンゴの木です。主人公は人間ではなくてリンゴの木やイネです。人間はそのお手伝いをしているだけです。」

大量生産、品種改良、効率の良い大型農機導入。すべては収益を上げるために。
見てくれの良い、農薬まみれの生産物を作り、市場に供給する。環境をも破壊しながら。

農業だけではありません。
いろいろな立場の人が、いろいろな事情を抱えて、今日もまた生きています。
そして、家族の健康と、安定した収入と、幸せを願っています。
この年末、私含め、みんなどこかしかで来年もいいことがありますようにと神様にお祈りしたに違いありません。
そして新年が明ければまた同じようなことを手を合わせて祈るのでしょう。
そんな時、この言葉がずしんと来ました。


神様が地球のみんなのお願いを聞いてくれるとします。
「家族みんなが、金持ちで幸せに暮らせますように」などと人間は願います。
神様が木や鳥やすべての地球上の生き物の願いを聞きます。
すると何のお願いが一番多いでしょうか。
「人間が地球からいなくなった方がいい」



スケールの大きな話になってしまいますが、時々私は、この地球上で人間は大きな顔して自分たちだけの力で生きていると思っているけれど、それは思い上がりなのではないかと思うことがあります。
そんな時は、ちょっと立ち止まって自然の声に耳を傾けることも必要なのかな、と。


というワケで、この年の瀬に、珍しく少し謙虚な気持ちになっております。
もう紅白も終わりですね。
明日は元旦ですが、仕事に行きます。巨大な組織の歯車に完全に組み込まれています、部品として(苦笑)

皆様、よいお年を。そして、おやすみなさい。





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コメント

  1. *年賀コメ*

    明けましておめでとうございます

    今年も更新楽しみに、たくさん遊びに来させてもらいますね

    ざざさんにとって笑顔が沢山の一年になりますようにーっ

    ( 16:12 )

  2. ざざ | -

    こちらこそ

    明けましておめでとうございます。

    いつも元気もらってばかりで申し訳ないっe-330
    こちらこそよろしくお願いしますe-454

    ( 18:22 )

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