今年も(というか2回目だけど)聴けて本当に良かった。
立川談志死去のニュースを知ってから、心がざわついて仕方なかった。
何ヶ月も前からずっとこの独演会を楽しみに過ごしてきたけれど、今日の志の輔らくごは、いつもの志の輔らくごだろうか?私もいつもと同じように楽しめるんだろうか?・・・と。





演目は「ディア・ファミリー」と「しじみ売り」。

マクラは、ノーベル賞受賞の田中さんのことからリニアを試乗した時の話、向こうから来る人を避けるアイボを、今時の若者よりスゴイ…など。相変わらずコネタを上手く絡めて、客席をリラックスムードに。
いつも思うのだが、志の輔さんのマクラは、面白い親戚のおじさんの話を聞いているような感じ。他の噺家さんとは違う雰囲気をもってらっしゃる。これが立川流独特の雰囲気なのか、寄席ずれしていないせいなのか。でもそこが魅力なのだろうな。
初めて生で聴いた落語が立川志の輔だったら、その人は間違いなく落語にハマる!
私が証明しています。(•‿•)


・・・でも今日はやはりいつものアゲアゲな調子とは違った。
家元について、もしかしたら触れないかもとも思ったが、それは考え過ぎでした。
というか、何か言わずにはいられないという感じ。最初からそしてカーテンコールでも、しみじみと語りながら時折「う…ん」と考え込んで、30年間の師匠との思い出を一生懸命思い出している様子が伺えて、途中私も胸が熱くなり危うく泣きそうに。


落語家として、芸能人として、政治家として、いろんな人のために生きてきた談志師匠が、最後の1年は家族のために生きた、と。1番弟子である志の輔さんはこの師匠について「自分の人生を見事にデッサンした」とおっしゃってました。

「落語は人間の業の肯定」「人生成り行き」

どちらも談志師匠がよく言っていた言葉だそうです。
ご本人は成り行きと言いながら、計算し尽くした言葉を発していたそうですがね。
自分で考えた戒名が「立川雲黒斎家元勝手居士(たてかわ・うんこくさいいえもと・かってこじ)」。
最後までカッコ良すぎますヨ。家元。


立川談志については、いつか改めて書こう。
私がもう少し早く落語を知っていたら、談志の高座を聴けたかもしれない。それだけが心残り。


     51.gif


45分のオーバーと言いながら、話を続けてくれて嬉しかったです。(私は近いからいいけど、遠方から来てた人は大変だったかな)
物足りなーい!という思いは決してさせない。それが志の輔独演会。
年に1回と言わず、2回でも3回でも来て欲しい。
今日も満員御礼でした。
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