今日もたいへん忙しい一日でございました。
職場の若い子たちが「今日の忙しさは、ハンパねえ。」と言ってました。

こういう時は、「今自分が風邪で仕事を休んだりしたら、大変なことになる。重々気をつけなくちゃ」とよく考えます。スノボをしている時も、「捻挫でもしたら大変だワ。あと1回リフトに乗りたいところだけど、足が疲れているからここで止めとこう」と自制したりもします。

それでも人間ですから、どんなに気をつけていても風邪もひくし怪我もしますよね。

就職したての頃は、38℃くらいの熱があっても解熱剤飲んで無理矢理熱を下げて出勤していました。「仕事を休む」なんてこと思いもしませんでした。そのうちに自分の中で、具合が悪くても出勤するのが当たり前になっていました。
就職して3年目のある日、朝から発熱と吐き気で布団から起き上がれない状態でしたが、何とかフラフラになりながらも出勤し、意識ももうろうとした状態で仕事をこなしていました。体は限界だったと思います。

その時、私の様子をじっと見ていたある先輩が、私にこう言いました。


「もう帰りな。あなたの代わりはいくらでもいるから。


・・・これを冷たい言葉と思うでしょうか。私はそうは受け取りませんでした。
なんか今まで自分の中だけで耐えていたものが、この言葉を聞いて、スッと溶けたように楽になったのです。

私の代わりはいくらでもいる。私がいなければ誰かが代わりに穴を埋めてくれる。私じゃなきゃ出来ない仕事でもない。何とかなるはずだ。

本当のことを言えば、一人抜けたらその分他の人の仕事量が増えるのは事実です。私が休めば誰かの、あるいはみんなの負担がそれだけ増える。それが痛いほど分かっているから具合の悪いことも言い出せなかった。ましてや休ませて欲しいなんて言えるはずがない。先輩は、そんな私の気持ちをお見通しで、こう言ってくれたんだと思うのです。


私にとって忘れられない、心にずしんと来た言葉です。

               
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サッカー日本代表の岡田監督の「岡田武史氏が語る、日本代表監督の仕事とは」という講演録の中で、目にとまった文章があります。

日本代表監督(しかもサッカーの)というのはすごい仕事です。私なら絶対やりたくない。それ相応の覚悟がないとできない仕事ですね。

1997年のフランスW杯予選。あの頃、日本中が狂ったように予選の結果に一喜一憂していました。
マレーシアのジョホールバルでの対イラン戦の前夜。岡田監督は奥さんに電話で「もしイランに勝てなかったら、俺たちは日本に住めないと思う。」「2年くらい海外で住むことになると思うから覚悟していてくれ」と本気で話したそうです。

以下、本文よりー

ところが、その電話をしてちょっとすると、何かポーンと吹っ切れたんです。「ちょっと待てよ。日本のサッカーの将来が俺の肩にかかっているって、俺1人でそんなもの背負えるかい。俺は今の俺にできるベストを死ぬ気でやる、すべてを出す。でも、それ以外はできない。それでダメなら俺のせいちゃうなこれは。絶対俺のせいちゃう。あいつあいつ、俺を選んだ(日本サッカー協会)会長、あいつのせいや(笑)」と完全に開き直ってしまった。

 そうしたら、怖いものは何もなくなった。何か言われても「悪いなあ、俺一生懸命やってんだけどそれ以上できないんでな。もう後はあの人(会長)に言って」という感じに完全に開き直った。本当にスイッチが入るという感じだった。要するにそうやって人間が本当に苦しい時に、簡単に逃げたりあきらめたりしなかったら、遺伝子にスイッチが入ってくるということです。




日本代表監督と自分を比べるなんて恐れ多いと思いますが、限界ギリギリまで来た時のこの「ポーンと吹っ切れた感じ」ってやつ、分かるなぁ~と、これを読んだ時に昔のことを思い出したというわけです。


ま、今じゃ限界まで行く・・・なんてこと自体がないですけれどね。



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コメント

  1. 私も過去仕事をしてる時、どんなに具合が悪くても、とりあえず薬飲んでなんとか出勤する思考でしたの
    親もそうだったのを見てるからなんだけど、要は「仕事を休んでいいか判断するのは上司」という考えがどこかにあったんですよね

    それが当たり前とすら思っていたら、姑は無理して仕事して体壊す事ないと教えてきたんでしょう、うちの旦那さんは微熱でも大騒ぎ、こちらから見ててまだイケるだろ~次元で会社を休む姿を見て、結婚当初は心配する所かよくイラっとしてました(苦笑)

    今でこそ私の鍛え(?!)で簡単に休む事なくなったけど、「自分一人いなくてもなんとかなる」は、相手が言ってくれて初めて成り立つもので、自分が決める事ではない と切に感じてしまいますね
    なんか話反れました~(焦笑)

    ( 08:55 )

  2. junemay | EVhn8Li.

    わたしも旦那さんによく言います。

    夫:サービス残業の日々で他の人の仕事までやって、
    でも今ここで自分が辞めたら仕事がまわらない、
    他の人が大変になるし、もしかしてその人たちも
    辞めると言い出すかもしれないと。

    でも会社なんて辞めたら辞めたでまわっていくもの。
    所詮組織なんてそういうものだし
    他の人の生活まで一社員のアナタが背負う必要ないでしょって
    最近よく話してます。

    よく言いますが体が資本。
    健康でなければ何も出来ないし
    家族の為、生活の為に体壊してまで働く必要は無いと
    わたし自身もっとそう受け止められる自分になりたいなぁと¬v¬思っております。

    ( 16:33 [Edit] )

  3. ざざ | -

    §うり§ さんへ

    現実問題、社会人としてそんなに簡単に仕事休めないですよね。
    本当なら、まず自分自身の健康管理が第一なんでしょうけど、それでも体調の悪い時は「効果的に休んで早く治す!」と先輩に言われましたi-229
    この先輩は今でも私の尊敬&憧れの人で、女だけど男前なキャリアウーマンです。

    でもこれも、「やれるところまでやった」という限界までいってからの話ですよね。
    「まだいけるだろ~」と他人から思われているうちは、まだまだいかなくてはね(苦笑)

    しかし、男は弱いよね~。
    うちのダンナも昨日仕事中に指切ったと言って、今朝傷を見せてもらうために絆創膏はがしたんですが、もう大騒ぎですよi-239
    男がもし出産したとしたら死ぬ、と言いますが、分かるわっ。
    そのくらいでガタガタ騒ぐなーーーっと、私朝からドS番長と化しましたi-229

    あ、私もかなり話がズレてる。。。。

    ( 20:17 )

  4. ざざ | -

    junemay さんへ

    そうそう、私も「一人で会社背負ってどうするよ、あたし」と思っていたことがあります。中核としてバリバリやっていた頃ですけどね(汗)

    一人身の時と、家族をもった後では、まるで違いますね、そう言えば。
    家族あっての自分ですから、ただで会社に御身を捧げるわけにはいかなくなりましたもの。

    junemay さんのダンナさまは人一倍責任感が強く、優しい人なのでしょうね。^^
    そういう人が会社にとっては貴重な人材なのかもしれませんが、本当に健康が一番ですものね。仕事はちゃんとやるけれど、体を壊してまでは・・・ね。

    私もいつも思うんです。お金なんて少しあればいいんだと。
    なのに、「忙しいほど燃える」みたいになっている時があって、あれは怖かったなー。自分でも。体はヘトヘトなのに感じないんですよ。ワークホーリック状態。

    junemayさんがもし雑貨屋さん&カフェをオープンしたら、全身で応援します!
    でも無理はしないでネ~。

    ( 20:33 )

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