ホセ・ムヒカ。
ウルグアイ第40代大統領。愛称はエル・ペペ。
個人資産はワーゲンのみ。
資産の87%を寄付し、大統領公邸には住まず、首都郊外の住宅に住んでいる。
彼は「世界一貧乏な大統領」と呼ばれている。



環境の未来を全世界で決めていく会議であるリオ会議(Rio+20)。
ウルグアイのような小国の大統領は、一番最後の演説者だった。
各国の首相は、自分のスピーチが終わったら人の話は聞かず、一人また一人と消えてゆく中、ムヒカ大統領のスピーチの時にはホールにはほとんど人はいなかったそうです。





こちらに↓ スピーチの全日本語訳があります。
リオ会議でもっとも衝撃的なスピーチ:ムヒカ大統領のスピーチ (日本語版)
http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/



いくつか言葉を拾ってみます。


「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」


根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ。


これが人類の運命なのか?私の言っていることはとてもシンプルなものですよ:発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。これらをもたらすべきなのです。




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10万時間もつ電球を作れるのに、1000時間しかもたない電球しか売ってはいけない社会。
夏場のたった数時間のピーク時のために、何か事があればそこに住む人々の生活をすべて奪いさる危険な原発を動かさなければならないという論理。


私たちの欲は無限だ。
無限であるがために、大切なものを見失っているような気がする。


何のための発展か?
何のための電気か?
何のための原発か?
それはすべての人々を幸福にしているのか?


ムヒカ大統領の言葉に もう一度よく耳を傾ける。
そして、子どもの頃、時々停電した夜に、母がどこからか持ってきたロウソクを灯し、家族みんなで今日あった出来事をあーでもないこーでもないと話した時間がこの上なく幸福だったことを思い出すのだ。



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コメント

  1. 通りすがり | gUE.EUHg

    この方の生き方、そして演説には感動致しました。
    ただ、10万時間電球はちょっとした誤解があります。
    高電圧用電球を低電圧で使用すると寿命が飛躍的に伸びます(もっとも10万時間は大げさです)。
    しかし、それと同時に光量も飛躍的に低下し光色も赤に近い色になります。
    寿命、光量、光色のバランスがとれた場所が1000時間なのです。
    昨今は電球型蛍光灯やLED電球など、所謂エコ電球が売られてますが、
    全ての白熱電球をエコ電球に換えても、じつはエコにはなりません。
    白熱電球も1日1、2時間程度しか点灯しないトイレ、廊下、階段等に使用すれば寿命は1000日、
    4万時間を誇るエコ電球と言えども4万日、100年以上も持つはずも無く製品寿命を迎えるでしょう。(内部の半導体部品の寿命を考えると10年程度か?)
    それでは製造、廃棄時の環境負荷を考えると、むしろ害悪です
    人間に向き不向きがあるように、電球も適材適所でエコ生活を送りましょう。

    ( 01:38 [Edit] )

  2. ざざ | -

    なるほど!

    通りすがりさん、初めまして。

    10万時間電球は私も「エル・ペペ、ちょっと盛っちゃったかな」と感じてました。
    (エラそーに)
    でもまぁ費用対効果は抜きにして、あの10万時間エピソードは、資本主義というのはそういう一面もあるのだよと気づかせるためのスパイスとして聞いたほうが良さそうですね。
    この方はけっこう歯に衣着せぬ物言いで、物議を醸し出したりしたこともあるそうですが、人間的に好きです。
    チャベスのようにならないで欲しい・・・とだけ祈っています。
    (今のところ路線は違うようですが)

    大変勉強になりました。
    あちこちで「10万時間」のネタをさらさなくて良かった(ホッ)
    ありがとうございました^^

    ( 21:33 )

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