さて、昨日の続き。
0歳から選挙権を与えよう!という提案です。


もちろん0歳の赤ちゃんが投票できるはずありませんから、成人するまでの間は親がそれを行使するという形にします。
atamayousei2_convert_20121127201141.gif子どもの数だけ親(親権者)に投票権が与えられるというワケ。
仮に子どもが3人いる家庭は、親がその子ども3人の分も投票する。つまりその家族は、家族の人数分の計5票を行使することができるわけです。
そして、子どもが成人したら投票権の行使が本人に移行する。
この案はいかがでしょう?


その子どもと親の意見が必ずしも合致するというわけにはいかないかもしれません。
でも今のままだと、子どもは自分の意見を反映させる手段自体がまったくないのです。
意見を言えない一方で、買い物をすればイヤでも消費税という形で税金だけはとられます。
少ないお小遣いの中から払う税金の割合は、大人のそれより大きなものです。
これって、不公平だと思いませんか?


子どもにも基本的人権があります。
自分たちの未来を選ぶ権利もある。
でも、その人権が守られているかと言ったら…
はなはだ疑問です。


例えば、子どもはたちまち健康を害すが、大人がそれを吸っても大した健康被害は起きないという化学物質があるとしましょう。その化学物質は使えば使うほど、ある種の人たちにお金を生み出すと仮定します。
もし、そのある種の人たちが目先のお金のことばかり考えて、その危険物質を日本中にばらまいたとしたら…?

やめてー!という子どもの声は、かき消されます。
子どもをその化学物質から守るために、それを規制しようと親達が立ち上がりました。
しかし、いかんせん数が足りない。
絶対数が少ないという理由だけで、子どもを守るという視点に立った政策は、いつでも後回しにされるのです(されてきました)。



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国会中継とかを見ると、どうしてこんなおじいさんが?と思うことよくあります。(失礼すぎますかね。すいません)
70歳以上の政治家が多すぎる。
あと何年ご存命か分からないほどお年を召した方々が、私たちの生活に直結した政策や法律を決めていると想像してみて下さい。
70歳以上の政治家が何をどう決めたところで、その政策が実現する頃には自分はこの世にいないかもしれない…と思えば、その政策が丁と出ようが半と出ようが、関心さえ持てないのが人情ではないでしょうか。


今の日本はこういう方々が、これまたかなりのパーセンテージを占める60歳以上の有権者のために、政策を決めているという状態です。
老人の 老人による 老人のための政策なのです。



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子どもに選挙権を与えるということは、若い子育て世代の発言権を強めるとともに、今のあまりにも不公平な状況を改善することにもつながると思うのです。
もしかしたら少子化対策にもつながるかもしれません。
政治に無関心だった世代も、変わるでしょう。
親が自分のために1票を投じてくれると知れば、子どもも関心を持つに違いありません。
親子で誰に投票するか、話し合う機会も出てきそうです。
こういうの全て、子どもにとって有益であるのは間違いありません。


政治家が未来の大人である子どもたちに目を向けることで、根本的な何かが変わります。
すぐに実行できる政策、先の見える政策。
今までのように先延ばしには出来ないでしょう。
親は子どものために、子は自分のために、今実現できなきゃ意味がないからです。
若い世代はおそらくマニフェストは忘れませんよ、まだボケちゃいませんからねぇ(笑)。


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子どもに投票権を与えるというこの方式は『デーメニ投票法』といって、1986年にピーター・デーメニという人が発表したものです。日本では一橋大学の青木玲子教授等が推奨しているようです。
  ↓  ↓  ↓

「デーメニ投票法は日本の少子化対策になるか?」 青木玲子一橋大学・経済研究所・世代間問題研究機構
http://www.ier.hit-u.ac.jp/pie/stage2/Japanese/d_p/dp2009/dp435/text.pdf



ドイツやニュージーランドでは、立法化に向けた議論が行われています。
が、日本でこの方式を導入するとなると、憲法15条の改定の問題があるのですね。
しかし15条3項は「成年者による普通選挙を保障する」とあるけど「未成年者に保障しない」とはないので、憲法に違反しないという解釈も可能だとの意見もあります。



「高齢化の下での選挙制度 未成年の声聞く工夫必要」(青木玲子 一橋大教授)
http://d.hatena.ne.jp/Roy_N/20090820



もし導入するとなると、世代間のバランスがかなり修正されるというのが数字が出ていて興味深いところです。
法の下の平等という観点からすると、やっぱり
子どもにも選挙権を!









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