16日の総選挙。


1.衆議院小選挙区選出議員選挙
2.衆議院比例代表選出議員選挙
3.最高裁判所裁判官国民審査



以上、3つの投票をします。
1や2はともかく、3の「最高裁判所裁判官国民審査」てのが実はクセモノ。
いきなり下のような紙を渡されます。
「へ?何これ?」と 思いますよね普通は。


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これは、最高裁判所の裁判官を辞めさせるかどうかの投票です。
最高裁判所は、三権のうち司法の頂点に立つところ。
そこの長ですから、なんだか選挙のついでみたいな雰囲気を醸し出してますけど、本来ならじっくり考えて投票しなければいけないものなのです。


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この国民審査。実に問題だらけです。
だって、いきなりこんな風に名前だけ出されても、この人たちがどんな裁判でどんな判決を出したのかなんて、よほど事前勉強した人でない限り、普通は知らないですから。
しかもこの投票、分からないからといって白紙で出してしまうと、問答無用で全員を信任したと見なされるのです。


これについては、江川紹子さんがズバリ本質を突いた寄稿文を載せておられるのでこちら(→)を参照されたい。
まるで私が書いたのではと錯覚するような内容です。(江川さんに失礼だろっ)
一部引用させていただきます。(太字大文字部分は私)


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国民審査はやめさせたい裁判官に×をつける方式なので、何も書かずに投票してしまえば、事実上は信任したのと同じことになってしまう。そのお陰か、戦後に始まったこの制度で罷免された裁判官は、ただの一人もいない。形骸化しきった制度になっている。

裁判官をどう評価したらいいか分からないのは、有権者である国民の責任ではない。責任はもっぱら、分かるように説明する責任を果たさない裁判官や裁判所にある。

仮に、○印をつけた者は信任し、それが過半数に達しなければ失職する、という制度だったら、裁判官達は自分の業績を分かってもらおうと、国民に分かりやすい言葉で説明をするに違いない。今は、有権者の多くが無知である方が審査される側にとって都合のいい制度の上にあぐらをかいているとしか思えない。

投票日の前に、選挙公報と同じように審査公報が届けられてはいる。そこには略歴や「裁判官としての心構え」などと合わせて、「最高裁判所において関与した主要な裁判」が列挙されている。けれども、 これを読んで理解できるのは法律の専門家ぐらいのものだろう。不親切このうえない。

このような形骸化した制度を改めさせるためには、今の制度の中で意思表示をするしかない。私は「分からなかったら、全員に×をつける」ことを提唱したい。それぞれの裁判官がきちんと分かりやすく説明をしないために、「よく分からない」状態で審査に臨まされていることについての異議申し立てとして私たちができるのは、それしかないからだ。
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うちの父親は、昔っからこの「×10バッテン」を実行していました。
(国民審査の)やり方が気に食わねぇと言いながら。



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全員に×をつける…というのもいいんですが、一応彼らがどんな裁判をした人たちなのか、今回の私の判断のポイントとしたものを書いてみます。


須藤雅彦さんは、高知白バイ衝突事故で、元バス運転手の訴えを棄却した人。
この事件は冤罪である可能性が高いと言われています。
私は最初にきっこのブログでこの事件を知りました。
その後、山下洋平さんの「あの時、バスは止まっていた」も読み、この国の司法をとても恐ろしく感じたのを覚えています。


竹内行夫さんは、小泉内閣時代に外務事務次官(外務官僚のトップ)としてイラク戦争を支持し、自衛隊のイラク派兵を推進した責任者です。

大谷剛彦さんは、混合診療の禁止は適法だとした人。

岡部喜代子さんは、winny事件で無罪判決を出した人。

山浦善樹さんと白木勇さんは、佐藤栄佐久元福島県知事の冤罪事件の上告を棄却した人。横田尤孝さんは検事出身で、この冤罪事件に直接かかわった人。

千葉勝美さんは、埼玉介護ヘルパー窃盗冤罪事件で物証なしで有罪判決した1、2審を支持、上告棄却した人。この事件には、須藤正彦さん、小貫芳信さんもかかわっています。

横田尤孝さんは、西部池袋線痴漢冤罪事件(膠原病で指を曲げられない人が痴漢をしたとした事件)で上告を棄却した人。

大橋正春さんは、大阪・東住吉冤罪事件で「刑の執行停止」特別抗告不当決定をした人。大谷剛彦さん、岡部喜代子さんもこれにかかわっています。



東電の排出した放射性物質は「無主物」、だから東電に責任はない…とした東京地裁の判決がありましたよね。
こういうことがまかり通るのが、今の日本の裁判なのです。
みんな楽しくHappy♡がいい♪に書いてありました。


「原発関係に関して、市民の訴えを成立させると
その裁判官は地方へ飛ばされたり仕事を干されたりして、最高裁までは行きつくことが出来なくなる」
と。


裁判官は、最高裁事務総局というところに人事を牛耳られていて、真実の正しい判決を下せないから定年間近になってから思いのたけを発揮して、正しい判決を下すようになるんですと。
・・・・・・・・・・



こういう司法界のバカげたシステムすべてにNO!と意思表示をするために、私は今回もすべての裁判官にバッテンをつけさせていただきます。


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