鬼才スタンリー・キューブリック監督が、核戦争を起こす政治家や軍人の愚かさを痛烈なブラック・ユーモアで描いたSFコメディ。

『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を・愛する・ようになったか』

私が生まれる前に作られた映画。
アメリカとソ連が核軍備を競い合ってた冷戦時代だよ。
人類の運命を握る政治家や軍人、科学者たちが、そろいもそろって奇人・変人。
互いに話が通じないまま、ついに核戦争に突入してしまうという超ブラックな要素が全編に散りばめられたコメディ映画……なんだけどー。

確かに笑いどころはいっぱいある。

ドイツから米国に帰化したというストレンジラブ博士は、大統領を何度も「総統!」と呼び間違え、コーフンすると右手が勝手にナチス式敬礼をしてしまうし、性愛行為の最中に共産主義のフッ素陰謀に気づいてしまったというリッパー将軍とか、
放射能汚染が収束するまでの100年間、地下に潜んでいれば大丈夫♪と言われ、大真面目に「100年も地下にいられるものなのか?」と答えてしまう大統領とか、
「皆殺し格差は困る!」や人類滅亡の危機に、この期に及んでまだペンタゴン内を盗撮しようとするソ連大使とか。いやはや。



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 ↑ この方がストレンジラブ博士。油断するとすぐ右手がハイルヒトラーしてしまうので、左手で必死に押さえつける姿が何とも。




トイレが詰まって汚水がドクドク流れ出している家で、
平気だよ!みんなで集まってパーティーしようぜ!…って能天気に呼びかけている家主(=オリンピック招致中の日本)をもつ国民としては、この映画、笑うに笑えないところがあるんだよなァ。


すでに建物があるからという理由で十分な調査が出来なかったのに「活断層はない」という結論を出した原子力規制委員会。


ソ連を攻撃したくてたまらないタージドソン将軍が、大統領にあれこれと状況説明するが、まず核攻撃ありきで喋っているのでまったく話が噛み合ない。
「かたや2000万の犠牲で済み、かたや一億5000万が死ぬ」と詰め寄るシーン。


まず原発ありき。
周辺住民が死ぬだけで、我々にはなんの影響もないという傲慢さ。


まず憲法改正ありき。
戦争準備のため。そのためのマスコミ操作。のっかるマスコミ。


今の日本もまるごと相当ブラックジョークだ。
頭のおかしい政治家や軍人上がりたちがリッパー将軍のような妄想を抱かないって、誰が断言できる?
マトモな人間がその中に何人いるか、だよ。
日本だけでない。シリアを見て。おかしいだろ?


シリアがどんな国なのか、私たちには意図的に知らされない。
テロリストだらけの毒ガス使う危険きわまりない国…と思いこまされている。
が、日本の片田舎に住む主婦のわたしでさえ、シリアの化学兵器使用はフォールス・フラッグだと分かる。
流される情報を鵜呑みにしないこと。
正しい情報は、自分から取りに行くものだ。
現代はもう、そういう時代。


このボストンマラソン・テロねつ造事件の映像を見ると、なんとスピルバーグが現場の指揮をとっている。
話半分で見ても、興味深い内容。
明らかにあのテロ事件は不可解な部分が幾つもあったし、こういうことが現実だとしてもおかしくはない。

そうそう、キューブリックがアポロ月面着陸の撮影をした、という話があったっけ。
スピルバーグとキューブリックは親しかったよね確か…などと思い出して、急に醒めた気持ちになった。



今の自分がいる世界は虚構?
なんだかワケが分からなくなってくる。
映画としてでなく、こういう才能ある映像監督によって我々は壮大な作られた映像を日々無意識に見せられているのかもしれない。


・・・・・映画を観るときくらい、夢を見させて欲しいもんだ。ったく。






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