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「もちろん“そんなもの”(原文では伏せ字。おそらくshitと発言した)吸わないさ。俺たちはただ売るだけ。タバコを吸う権利なんざ、ガキ貧乏人黒人、それからその他のおバカな方々に謹んでさしあげますよ」
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…これは「なぜあなたはタバコを吸わないのですか?」と聞かれたタバコ会社重役のその質問に対する返答です。
スモーカーの方々、怒っていいですよ。
タバコと肺癌や心疾患との関連を知っていながら、それをひたすら隠し通し、どうやってバレないように販売するか、いかに多くのニコチン依存者を作り出すか、を日々研究していたタバコ会社の、本音がぽろっと出てしまったのでしょう。


そんなタバコ会社の内部告発の文書をもとに、タバコ会社の中で知られていた真実と、会社が表向きにやっていたことを時系列で書いたものがこの本です。


『悪魔のマーケティング タバコ産業が語った真実』日経BP社 2005年



私が小さい頃から、タバコの害はすでに周知の事実だったような気がするのですが、驚いたことに、タバコ会社はつい最近までタバコの害については公には認めていなかったのですね。
読みながら「なんて往生際の悪い!」と何度も思いました。
それほどまでにタバコ産業界は、ただひたすらに見え透いたウソを突き通してきたのです。


「ニコチンに依存性がある」という事実は、つまり、「喫煙は自由意志によるものである」というタバコ産業の主張を覆すものに他なりません。
「自分は好きでタバコを吸っている。健康を害そうが関係ない。とやかく言わないでくれ!」と、スモーカー達はことあるごとに主張します。
彼らは自分がニコチン依存症に陥っているという自覚がありません。
喫煙者の大半は、自分の意志ではなく、ニコチン依存症のせいで、タバコを吸わされているのです。


紙タバコから、ニコチンを全部取り除くのは実は可能です。
でも、それだとニコチン中毒者は生まれません。
ニコチン中毒者が増えてくれないと、タバコ産業は成り立たないのです。
堂々と、合法的に、じわじわと中毒者を作り上げてゆく。
タバコは、覚醒剤と同程度の依存性があると言われています。
手に入りやすい分、タバコの方が始末が悪い、とも。


            
           illust12.gif



私も昔は喫煙者でした。
世界放浪中(最後の3年目あたり)に、思い切って禁煙しました。

禁煙する前に、もうイヤダーーー!!っていうくらいにタバコを大量に吸ってから、用意どーん!という自分のかけ声とともに禁煙をスタート。
タバコはその日以来、1本も吸っていません。
10年近く吸っていたわりには、というか、禁煙は難しいぞとさんざん周りから脅されていたわりには、1度で達成できたので拍子抜けしたほどです。
まぁでもこれは、私の意志が強かったからだと思いますが。


ニコチンは、吸い終わって30分もすると切れてきます。
なので、禁煙を始めたばかりは、30分ごとにタバコを吸いたい!という欲望と戦わなければなりません。
そのうち30分が1時間になり、1時間が2時間になり…というふうに、吸いたいと思う間隔がだんだん長くなってきます。
禁煙を達成するのは、大変ですよ。
30分ごとに欲望がむくむくと沸き上がってくるのを、抑えきれますか?
しかも、ちょっと歩けばその「ヤク」は簡単に手に入るのです。


自分が禁煙に成功したからといって、依存症なんて大したことない…とは私はとても言えません。
なぜなら、私は禁煙して20年近くなるのに、実はいまだに映画などでタバコを吸うシーンを見ると、ああ吸いたいな…と思ってしまうことがあるのです。
恐るべし! ニコチンタバコ!!!



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そういや「風立ちぬ」という映画で喫煙シーンが多いことが、最近問題になりましたよね。
私はこの禁煙推進団体の指摘は当然だと思っています。

タバコ産業界のターゲットは、ティーンエイジャーです。
18歳でタバコを吸い始めると、最初に吸った銘柄をいつまでも忠実に吸いつづけるそうです。
また、タバコの広告を見て「タバコが吸いたい」と思うようになるのは、だいたい9歳ぐらいからなんですって。 ええっーーーー!!!


ティーンエイジャーたちに、いかにタバコを吸わせるか。
タバコは「大人への入り口」「イケてる小道具」。
「俺はもうおふくろべったりのガキじゃねぇ、タフで、命知らずで、イケてる…」という象徴。

かっこいい俳優にタバコを食わえさせ、魅力的なキャッチコピーをつけ、若者がタバコを手に取るキッカケを作ってやる。
イメージ戦略で導入さえ手助けしてやれば、あとは何もせずとも、ニコチンが彼らを縛りつけてくれるのです。
だからこそ子どもが見る作品に、強く印象づけるほど数多い喫煙シーンを入れることに、大人(作り手)は問題意識を持つべきだと思うのです。(実際の堀越二郎はタバコを吸わなかったらしいですしね)



         tabako01.jpg




「タバコを吸う奴は、大概イケてない」


いきなりですが、本音です(笑)。
かつて喫煙者だった者として、少しは喫煙者の気持ちも分かります。
だから余計に悔やんでいるのです。
非喫煙者から見た喫煙者って、こんなだったんだな、って。


いくら別の場所で吸ってきたからと言っても、服や髪や指の先に、タバコの匂いが強烈に残っていることを、おそらく喫煙者は気づいていません。(私がそうでした)
歯肉がうっすらヤニ色になっていること、キレイな顔のお姉さんも、肌が黒ずんでいて美しくないこと。
喫煙者は、とにかくニコチンが切れそうになると、仕事の途中でも一服に出かけます。
「我慢できない」のです。
どんなにこちらが忙しそうにしていても、1分1秒の時間も惜しいほど仕事の期限が迫っている時でもお構いなしです。
これで仕事をきっちりやってくれれば文句はないのですが、大概の人は仕事中も常に頭はニコチンのことでいっぱいなので、少しでもニコチンが切れるとその補充をまず優先させるのです。
私それでエライ目に合ったことが何回もあります(怒)。本当に頭に来ますよ。
そんな奴が仕事ができるわけないだろーーーー。


これだけタバコの害が明らかになっても、受動喫煙の害が叫ばれていても、タバコをやめられない人というのは一体どういう人なんでしょう。
やっぱりガキ貧乏人か、その他おバカな人々・・・なんでしょうか?
(なんだか私もR.J.レイノルズの役員みたいな思考になってきました)



禁煙は愛ですよ、スモーカーさん。
大切な人を守るために禁煙しましょうよホントに。。。
だいじょーぶ♪ タバコなくても生きていけます^^
なんなら禁煙のコツ、私が伝授したしますぜ。




iroiro.gif



長くなりましたが追記ーーーー


なんだか最近「子どもの目の下のクマ」で検索して来られる方が非常ーーーに多い。
やっぱり目に見えた健康被害が出てきている証拠ですかね。


食べ物からの内部被ばくに気をつけるだけでなく、タバコにもセシウムが含まれているかもしれないということを念頭に入れておく必要があります。
JTは、葉タバコに関する自社基準を「放射性セシウム: 100 Bq/kg」と定めました。
2012年4月から、基準値内のセシウム入りタバコは販売されています。


家の中で、パパやママがセシウム入りタバコをぷかぷか吸いますと、あっという間に家の中がマイクロホットスポットになってしまいます。
本流煙の5倍危険だといわれている副流煙で、タバコを吸わない子どもの肺にセシウムが吸着する…。



もうおのずと答えは出ているはず。
禁煙は愛、です。愛を示して下さいな。
タバコ業界が、セシウムやポロニウムなどの入っていない、肺癌や心疾患にならず、危険な煙も出ず、吸わない人に害を決して及ぼさず、また習慣性がまったくなく、やめたければいつでも簡単にやめられるようなタバコを発明してくれる日まで、とりあえず禁煙しましょう。










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