12歳のお誕生日。
欲しいものを聞いても「んーー。今んとこ何もないかなァ」というムスメに。
ドーーン!!!
はだしのゲン全10巻だっ。どやっ!





松江市教育委員会の閲覧制限モンダイ以来、「はだしのゲン」は例年の2,3倍の売り上げ出そうだ。
人は、読むなと言われると読みたくなるもの。
今まで「はだしのゲン」を知らなかった人たちへのいい宣伝になったわけだ。
10巻まとめて買ったら、「平和へのプレゼント」と書いたダンボールに入ってきた。


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図書館から「はだしのゲン」を撤去せよと騒いでいる人たちの主張はこうだ。

天皇陛下への侮辱、国旗国歌への間違った解釈、ありもしない日本軍の蛮行などが描かれていて、子どもたちに間違った歴史認識を植え付ける、というもの。
これは、平成11年8月13日に施行された法律第127号/国旗及び国歌に関する法律を受けて、教育基本法にも「国と郷土を愛すること」という文言を盛り込んだことからきている。
つまり「はだしのゲン」は、国と郷土を愛する子どもの育成に、悪影響を及ぼしかねない有害図書である、だから直ちに子どもの目に触れるところから撤去せよ、ということだ。



図書館にいわせれば「大きなお世話」というところだろう。
もし私が図書館職員ならね。
だって、図書館て、良書だけを提供する機関ではないでしょ。
そもそも「良書」って何?って話ですが。
個人によって良書の捉え方は違って当然。それをむやみに人に押しつけたり、制限したりする権利はない。


日本図書館協会の「図書館の自由に関する宣言」(1979年改訂)を改めて読み直した。
ものすごくいい事が書かれてあるので、ぜひ一読を。


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すべての国民は、いつでもその必要とする資料を入手し利用する権利を有する。

図書館は、正当な理由がないかぎり、ある種の資料を特別扱いしたり、資料の内容に手を加えたり、書架から撤去したり、廃棄したりはしない。

すべての国民は、図書館利用に公平な権利をもっており、人種、信条、性別、年齢やそのおかれている条件等によっていかなる差別もあってはならない。

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……年齢によって知る権利を妨げられることはないんだよ。
子どもにも「知る権利」ってものがあるのだ。
「見る者への配慮」なんて要らねーんだよっ。
そして、宣言の4番目に注目。


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 わが国においては、図書館が国民の知る自由を保障するのではなく、国民に対する「思想善導」の機関として、国民の知る自由を妨げる役割さえ果たした歴史的事実があることを忘れてはならない。図書館は、この反省の上に、国民の知る自由を守り、ひろげていく責任を果たすことが必要である。
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小中学校併設の図書館とはいえ、本来図書館というものは、あらゆる外圧から独立した機関でなければならない。
ワケの分からない外圧のせいで、ちょこちょこ蔵書の扱いを変えるなんて、あってはならないことなのだ。
松江市の図書館は、そこのところどう考えたのだろう?
きっと抵抗した職員もいたはず。
すごく気になります。



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憲法を変えて、戦争をおっ始めたい人たちは
ひょっとしてこんなの(↓)を見せたくないって思ったのかも。

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