『なぞの川崎病〜洗剤原因説は、なぜ消されたのか?〜』
船瀬俊介/著
三一書房



なぞの植物もいっしょに写ってみました。(名前も分からないまま育てている)


川崎病
小さい頃はよくその名前を聞いていたような気がするが、最近はとんと聞かないので、ポリオのようにもうすでに絶滅したのかと思っていた。
が、そんなことはありませんでした。
絶滅するどころか、川崎病はここ1〜2年で静かに大流行していて、2012年などは人口比で過去最高の患者数を記録したのだとか。
・・・・・しかし、なぜ?



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川崎病は、1960年代から日本にだけ激増した病気だ。
原因は、いまだに謎とされている。
水銀中毒説、農薬説、抗生物質説、溶連菌説、リケッチア説、カンジダ説、ウイルス説、ダニ説……。
どれも決定打に欠けた。


この「犯人探し」の過程が、非常に面白い。
まあタイトルにもう「洗剤原因説」って書いてありますからね。
どうしても「洗剤だろっ?原因はよっー」っていう目で読み進めてしまう私(笑)。


症状は薬物アレルギーそのもの。
リンパ節が腫れて、熱が出て、肝機能障害が出て、血沈が促進
貧血に白血球増加、粘膜や皮膚の発赤、尿タンパク………などなど。


そして、患児の多くはアレルギー素質が濃いこと。


1961年に患者第1号が発見。それから急速に全国に広がった。
このような病因は「この十数年に、日本全国で各家庭に広く使用されるようになったものでなければならない」


食品添加物と合成洗剤。
病因は、どれか?


p.185あたりから、合成洗剤が病因であるとの説が詳しく書かれている。
1960年。
この年を境に、日本中の家庭で石けんが消え、合成洗剤が使われるようになった。
ザブ、ワンダフル、ママレモン、ライポンF、フェザー、歯磨きのライオン。
それと同時に、なぞの病(川崎病)が一気に増え、小さな子どもたちを襲った。



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ここまで明らかなのに、どうして合成洗剤説が葬られたか、あえてもう言う必要もないでしょう。
「だっておアシ(金)が絡んでいるんだもの…」
川崎病の原因について、合成洗剤過敏症という論文を発表した故・坂本陽博士の言葉が、すべてを物語っています。



金 >>>> 子どもの命
なんですよ。(あー泣ける。私よく生きてここまで大きくなった)
原発だってそう。
あ、そういえばここ2年の間、川崎病がものすごい増えてるのってなんか関係あr・・・!!!



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実はうちの弟も、4歳の時、川崎病にそっくりな病気をしている。
記憶があいまいだが、どうやら川崎病の7つの症状のうち、何かが足りなくて、確定診断はされなかったらしい。
高熱でぐったり寝ている弟の足元で母が、わぁっと泣き出したのをよく覚えている。
母の泣いた姿を見たのは、後にも先にもそれだけだった。
当時は川崎病に対して無知な医者も相当いたそうだから(ただの咽頭炎と診断して抗生剤だけを処方して様子を見させ、症状を悪化させることが多分にあったという)もしかして弟も川崎病だったのかもしれない…と秘かに思っている。
彼は、喘息もありアトピー体質でもあったからね。
しかも実家は、思い切り合成洗剤を使っていた。


くだんの弟は、冠動脈のフォロー検査など受けていないが、今のところ元気に生きている。
でもあんまり太り過ぎるなよーと、姉は心の中で秘かに心配しているのだが。




著者の船瀬俊介さんという方、今までにも著書はいくつか読ませていただいていますが、スゴイとしか言いようがない。
心底尊敬します。
船瀬さんが「お金を出しても買いたい」とおススメしていたお米を20年食べている私としては、この人の言うことなら信用してもいいと思える数少ない人の一人です。
船瀬さん、スゴイ。
タブーをモノともせず、バッサバッサと斬りつけていくところがスゴイ。
もっと本読んで、賢くなりたい。










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