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『貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法』
松本哉著
(筑摩書房 2008/06)




「素人の乱」は知っていた。松本さんが選挙に出たことも。


でもこの年になると、高円寺とか下北沢とかの個性が大事!みたいなのはどーでも良くなるっていうか(40過ぎるとみんなそうだよねっ!ねっ?)サブカル的なモノも前ほど興味がないっていうか。
そういった意味で高円寺北中通り商店街を中心に活躍されている著者のことを、知ろうとせず、今まで来てしまった。


でも、これは面白い!


貧乏人が生き抜くためのポイント。
高いコミュ力地域との連携。あと、いざという時にでも何とかなるような生活術


「地域との連携」と言えば、町内会は意外と重要だぞ!と述べる項で、地元の町内会の会合に顔を出しているうちに、組長をやってくれと頼まれたあたりのくだり。


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…まあ、もちろん、いまはそんなわけはなく名前だけだ。で、その実態は町会費集めと回覧板を回す係り!これはすごい!ものすごい地味!!
 世が大パニックになった時は、やはり回覧板という超アナログな情報伝達手段も役に立つかとも思い、とりあえずは日々せっせと回覧板をまわしている!諸君!革命も近いぞ!(p.76)

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思わず、プッ。
町内会の組長なんて、ただ面倒くさいモンだと思ってたけど、そう考えないところが著者である松本さんの魅力なのだろう。


しかしこの本の真髄は、第3章の「反乱のススメ」にある。
松本氏いわく
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攻撃は最大の防御!「おい、こりゃあちょっと生きづらいぞ!」という時は、むやみに反乱を起こしておいたほうがいい。(p.94)
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なるほど!これはまったく今現在のことを言っておるのだね!


そして話は「法政の貧乏くささを守る会」の反乱から、ボッタクリ学食粉砕闘争、くさや闘争。
貧乏人大反乱集団による路上大宴会作戦、六本木ヒルズ集会へ。
そしてその活動は、本格的な(?)デモ作戦へと移っていく。


放置自転車撤去という極悪非道なシステムに反対する「俺のチャリを返せデモ」
まずはデモ申請へと警察へ。
そこでのやり取りが何ともマヌケでおかしい。


ド派手なデモをやって杉並警察にお目玉を食らった著者たちが、怒りを鎮めるために考えついた「3人デモ」。←本当に3人だけでやった。
しかもデモの理由が「駅の便所のちり紙を100円で売るのをやめてほしい」って。(爆!)


大真面目な「反PSEデモ」(これは政治を動かした!)から「家賃をタダにしろデモ」(これは私も参加したかった)
そして、いよいよ選挙へ・・・・・。


本の冒頭に、「『正社員で働いているし、結婚して子供できて、家も買ったし、なんとか「勝ち組」かな?』などと思っているキミ!思い上がってはいかん!!気の毒だが、キミもすでに立派な貧乏人だ」とある。
そう、世の大体のヒトはみな貧乏人。
何をしてても金が舞い込んでくる生活をしてるヒトが金持ちで、他はみな、あなたも私も貧乏人。
搾取しているやつら(金持ち)を叩きのめすための武器として、いざという時にも耐えられる体力作りをしながら、この本で闘いのノウハウを学ぶ……のが正解かな?


最後に。
あとがきに書いてあるドイツのことが、すごく印象に残った。
ドイツには、タダ同然で遊べるところや、よく分からないけどメシにありつけたり、泊まれたり、なぜか警察が入って来れないところまであると。
ベルリンにある“クーピー”と呼ばれる、ビルを勝手に占拠して好き勝手に生きている奴らが好き勝手に集まっていろんなことをしている場所なんかの話はすごい。
ドイツ人は、「家賃をタダにしろ」ではなくて、「家賃を払わなくて何が悪い」というスタンス。
生きる権利があるんだから、住まわせろと。(笑)
反警察デモなんか、7000人くらいが暴れまくって、その中には老人や子連れなんかもいるという。
さすが、進んでるな!ドイツ!サッカーも強いはずだぜ!



地方都市ごとに、クーピーを作って反乱の準備をする。
大体、日本人はおりこうさんすぎるのサ。
ドイツほど成熟してない、ロシア並の情報隠蔽国家だからしょーがないかもだけど、このままでは貧乏人は骨の髄まで1%の支配階級に食われちまう。


貧乏人は、国の言いなりになって他の国に戦争をしに行ったりしない。
貧乏人はヒトの言うことを聞かないぞ!(あ〜自民党早く滅びねえかなー)









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